この人生で 重荷下ろして 束縛を 解放した人 彼はバラモン(402)

○子供のためのダンマパダ。
・・・
いらないものを
かかえ込み、
重い重いと言う人は
どこかがおかしい。
捨てればいいのに。


○パーリ語原文と訳語

ヨー  ドゥッカッサ  パジャーナーティ
Yo    dukkhassa   pajānāti,
人    苦の     了解する

イデーワ      カヤマッタナー
idheva       khayamattano;
この世の まさに  滅尽 自己の

パンナバーラン  ウィサンユッタン
Pannabhāraṃ    visaṃyuttaṃ,
重荷下した     離縛した人

タマハン  ブルーミ  ブラーフマナン
tamahaṃ   brūmi   brāhmaṇaṃ.
彼を私は   呼ぶ   バラモンを


○直訳
まさにこの世の自己の苦の滅尽を
了解する人(であるなら)
重荷下した離縛した人(であり)
彼を私はバラモンと呼ぶ


○意訳
この世において自分の
苦の滅尽を知り
重荷をおろし、束縛を解いた人
彼を私はバラモンと呼ぶ


○この詩の解説は次の記事を参考にしてください。
2008年12月
*この人生で重荷下ろして束縛を解放した人彼はバラモン
http://76263383.at.webry.info/200812/article_10.html

2009年10月
*この人生で重荷下ろして束縛を解放した人彼はバラモン(402)
http://76263383.at.webry.info/200910/article_15.html


○一口メモ
今回の詩を理解するために、20世紀のタイ仏教を代表する僧侶の一人であったアーチャン・チャーの言葉を「手放す生き方」(サンガ)から引用します。

「あらゆるものを手放す
心に生ずるものは何であれ、手放すようにして下さい。賞賛や見返りを期待してはいけません。もし、少しだけ手放すのなら、あなたは少しだけ平安を得るでしょう。もし、多くのものを手放すのなら、あなたは多くの平安を得るでしょう。もし、あらゆるもの手放すのなら、あなたは完全な平安と自由を知るでしょう。そのとき、この世界におけるあなたの闘いは、終わりを告げることになるのです。」(104ページ)

もう一つ引用します。
「わしらが重い荷物を運んでいるとき、それは非常に重く感じられる。しかし、世界のだれもその荷物を運ばなければ、この世界には何の問題も生じていないのだ。」(240ページ、訳を一部修正)

これはこの詩の重荷を下ろすことについて、説明していると思います。重荷を下せば楽になるになるのです。そしてすべての重荷(執着、束縛)を下した人は阿羅漢であり、バラモンであるということです。付け加えて言えば、重荷は自分で作っているのです。持たなければ重荷にならないのです。2009年10月の記事で述べた価値観とはここで言う重荷のことです。なお、パンフレット「無価値論」の内容は次のアドレスで読めます。
http://www.j-theravada.net/dhamma/oriori4.html


この人生で 重荷下ろして 束縛を 解放した人 彼はバラモン(402)


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~お知らせ~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。
朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。
但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。
変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


◎2013年3月25日(月)~3月31日(日)はワンギーサが熱海における一週間宿泊自主冥想会を担当するために、ゴータミー精舎の朝晩の自主冥想会はお休み致します。
4月1日(月)からは通常通り朝晩の自主冥想会は再開致します。ご注意お願いいたします。


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この記事へのコメント

カエルくん
2013年03月01日 05:28
おはようございます。
衣食住を整えるために、果てしなく動きまわっています。
無理せず生きていくためには、衣食住の規模を縮めていくしかないのだろうなあと思います。
立って半畳、寝て一畳、それだけあればよしとしなければいけませんね。
華美にしたい、という欲求は、世間への見栄が大半なので、まさに手放せば楽になることはわかるのですが…。なぜ見栄をはるのかといえば、安全に生きていく場所が欲しい、という欲求につながるので根深いです。
とも
2013年03月01日 06:53
無価値論、読ませていただきました。色々なものに価値を入れていること、妄想によって時間を浪費していたことに気づきました。今日一日、実況中継をがんばる!と決意しました。
ぱん
2013年03月01日 12:02
この人生ですべての重荷と束縛と
きれいさっぱり縁が切れますように
私に悟りの光が現れますように
生きとし生けるものにも悟りの光が現れますように
あすか
2013年03月01日 19:01
形あるものについても
ないものについても
何が大切なのか見直し
不要なものは
手放していきます。
時麿
2013年03月01日 20:42
「無価値論」拝読しました。
自分が悩んでいる老いた両親との関係についても、躓いている部分を気付かせて頂きました。
物も感情も捨てていく…そうします。
こころざし
2016年02月03日 07:52
ふと気が付くと家の中の物品が随分と増えました。見てみると整理できるものが沢山あります。
明らかに必要でないものは処分すると、随分すっきりする印象を感じます。
自身の事も観察し、不要なものに気が付いて捨てながら、そして本当に大切なことを深めれるようにしたいです。