ああ世尊 お目にかかれて 歓喜のみ 帰依いたします 教えて下さい<31>

○少年少女のためのスッタニパータ31
・・・
牛飼いダニヤは
人生最大のピンチで
お釈迦様にあって、
何が一番大切か
分かったのです。


31.第2 蛇の章 2.ダニア経 14

○毎田周一先生訳
私どもが世尊にお目にかゝりましたことは
測りしれぬしあわせでございます
「世の眼(マナコ)」に帰依いたします
「大いなる聖者」よ どうぞ教へ下さい


○中村元先生訳
「われらは尊き師にお目にかかりました、
われらの得たところは実に大きいのです。
眼ある方よ。われらはあなたに帰依します。
あなたはわれわれの師となってください。大いなる聖者よ。


○正田大観先生訳
〔牛飼いのダニヤが言った〕「わたしたちは、世尊を見ました。
わたしたちの諸々の利得は、まさに、少からざるものです。
眼[まなこ]ある方よ、あなたという帰依所へと、〔わたしたちは〕近づき行きます(覚者に帰依する)。
偉大なる牟尼(ブッダ)よ、あなたは、わたしたちの教師に成ってください。


○パーリ語原文
 ラーバー  ワタ  ノー    アナッパカー
‘‘Lābhā   vata   no     anappakā,
 利得は   実に  われらの  多くの

イェー  マヤン   バガワンタン   アッダサーマ
Ye    mayaṃ   bhagavantaṃ   addasāma;
それは  われらが  世尊を      見た

サラナン  タン   ウペーマ   チャックマ
Saraṇaṃ   taṃ    upema    cakkhuma,
拠り所に  あなたに  近づく   眼のある方よ

サッター  ノー    ホーヒ  トゥワン  マハームニ
Satthā    no     hohi    tuvaṃ   mahāmuni.
先生で   私たちの  あれ   あなたは  偉大なる聖者よ


○一口メモ
牛飼いのダニヤさんは、牛も住まいも仕事も失ったのに、「私たち(妻や子供たち)の利得は大変大きなものだ」と言うのです。それは世尊にお会いできたからだというのです。なぜでしょうか? 通常ならば、この災難で打ちひしがれているはずですが、かえってダニヤさんたちには歓喜が訪れていたのです。

何かに依存して、それに喜びを見つけながら生きていく生き方ではなく、何物にも依存せず、自立して、自由に生きる生き方がることを見つけた時の喜びは、まさに歓喜というべきなのです。良い例がみつかりませんが、難問を解けた時に似た喜び、実はそれ以上の物だと思います。それを、ダニヤさんは世尊との会話に通じて発見したのです。

しかし、自由な解放された生き方があることを世尊と会うことできましたが、まだその生き方ができるわけではありません。そこでダニヤさんたちは世尊に帰依して、さらにその生き方を実践する指導をお願いしたのです。


ああ世尊 お目にかかれて 歓喜のみ 帰依いたします 教えて下さい<31>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。

~~~~~緊急連絡事項~~~~~

◎来る5月3日(金)の朝と夜の自主冥想会はお休みします。ワンギーサが兵庫県三田市のマーヤーデーヴィー精舎におけるウェーサーカ祭に参加のためです。

~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。
朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。
但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。
変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。
詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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お釈迦様の祝祭日を皆でお祝いしましょう!!!

ウェーサーカ祭

関東方面
2013年5月12日(日)
午前ゴータミー精舎で食事のお布施
午後 渋谷区立文化総合センター大和田さくらホール。入場無料。予約不要。
詳細:http://extech.xsrv.jp/wesak2013/

関西方面
2013年5月3日(金)
場所 マーヤーデーヴィー精舎 午前:食事のお布施 午後:記念法要
詳細:http://mayadevi.blog.eonet.jp/sanda/2013/04/44-bbfe.html

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この記事へのコメント

カエルくん
2013年05月01日 05:45
おはようございます。
家も仕事も財産も無常で不確かだと気付いたわけですね。確かなものは真理だけですよね。
櫻井由紀
2013年05月01日 10:37
いくら苦しくても
そこから離れようとせず、
再生し続ける暗い地獄のような欲望
「渇愛」と言う眼に見えない鎖に
雁字搦めにされていたダニヤさんは、
やっと自らその鎖を切り脱出できたのですね。
しかしこのタイミングでお釈迦様にお会い出来
真理の扉の前に立つ事が出来たと言う事は
(でもまだ扉を開く直前位かな?)、
きっとダニヤさんは過去で徳を積んでいて
その善業のおかげでこういう幸運を
自ら引き寄せたのでしょうね。
お釈迦様に直接出会うという幸運を得ても
真理を理解出来ずに無駄にしてしまった人々も
当然大勢いたのでしょうね。
私もお釈迦様の教えに出会う事が出来た事に
感謝し、ワンギーサ先生を始めとし、
諸先生方のご教示をありがたくいただき
学ばせていただこうと改めて思います。
静まり
2013年05月01日 23:58
自由に生きる生き方があることを見つけた時の喜びの一例として、マジックのネタばらしがあると思います。

マジックはネタばらしされると、以前のようには、もう驚けません。
しかしその後、すごいな、こんなアイディアで、方法で、研究、努力して、舞台装置を作って、工夫してやっているのだなぁ、と感心に変わります。

このように、冥想実践によってネタばらし(無常・苦・無我を知ること)をすれば、なんだ苦しみとはこういうカラクリだったのかと知る喜びが生じて、自動的にぽろっと苦しみが終わる、と思いました。

こころざし
2016年02月23日 14:47
私事ですが「何かに依存して、それに喜びを見つけながら生きていく生き方」しかなかった状態の時は、色々な意味で苦しかったです。
こちらで学びを頂いて本文の「何物にも依存せず、自立して、自由に生きる生き方がることを見つけた時の喜びは、まさに歓喜・・」の言葉を(自分レベルですが)実体験として実感しています。その一番は心が不安定になりにくく、穏やかで落ち着いている時が増えている事かと(自分的には)思います。
もっと精進してお釈迦様の教えを心的に分るようになりたいです。