悪友と 交わり避けて 自らは 気づき絶やさず 一人で歩く<57>

○少年少女のためのスッタニパータ57
・・・
朱に交われば
赤くなる。
悪友と付き合えば
悪くなるものだ。


57.第1 蛇の章 3.犀の角経 23

○毎田周一先生訳
良からぬことに熱中し曲がつたことに没頭する
悪い仲間との交はりを離れて
自分は怠けた生活をせぬやうにし
犀の角のやうにただ一人歩いてゆこう


○中村元先生訳
義ならざるものを見て邪曲にとらわれている
悪い朋友を避けよ。
貪りに耽って怠っている人に、みずから親しむな。
犀の角のようにただ独り歩め。


○正田大観先生訳
正しからざるものに固着し、義(道理)ならざるものを見る、
悪しき道友は、遍く避けるもの。
〔気づきを〕怠り、〔執着の対象を〕追い求める者とは、自ら、慣れ親しまぬもの。
犀の角のように、独り、歩むもの。


○パーリ語原文
パーパン   サハーヤン   パリワッジャイェータ
Pāpaṃ     sahāyaṃ    parivajjayetha,
悪い      仲間を      避けよう

アナッタダッシン      ウィサメー   ニウィッタン
anatthadassiṃ       visame     niviṭṭhaṃ;
義ならざるものを見て   不正に     執着した

サヤン   ナ   セーウェー   パスタン     パマッタン
Sayaṃ   na    seve      pasutaṃ     pamattaṃ,
自ら    ない   親しむ    執心する者を   放逸な者を   

エーコー   チャレー   カッガウィサーナカッポー
eko       care     khaggavisāṇakappo.
一人で    行こう    犀の角のように


○一口メモ
昨日の詩で、議論を止めて、煩悩をなくし、覚りの智慧を得た辟支仏(独覚仏)ではありますが、悪い仲間と親しく付き合うことはつらいことでしょう。

辟支仏(独覚仏)ですから、もう悪人の影響は受けないと思いますが、普通の凡夫、凡人は悪人の影響はすぐ受けてしまうのです。ですから、私たちは付き合う友達については真剣に考えるべきなのです。

悪い友達とは、次のように述べられています。義(道理)にあわないことを見て、曲がったことに没頭している友達は悪友なのです。さらに、欲しいものに執心している人、また自分のころが悪くならない注意してない人も悪い友達になります。

分かりやすく言えば、以前勉強した十悪行をする人は悪い友達です。復習のために再度書いておきましょう。十悪行は以下の通りです。1.生き物を殺すこと。2.与えられてないものを取ること。3.邪まな性的な行為をすること。4.嘘をつくこと。5.二人の仲を悪くするような言葉を言うこと。6、暴言を吐くこと。7.無駄話をすること。8.欲張ること。9.怒ること。10.邪見を持つこと(因果律を否定する考え方など)。

このような友達とは付き合おうとしない方がよいのです。そのような人は結構多いのです。ですから、犀の角のように、一人で歩いた方がよいのです。

今日は悪友と親交しないようにがテーマでしたが、明日はどのようなことになるのでしょうか?


悪友と 交わり避けて 自らは 気づき絶やさず 一人で歩く<57>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎5月27日(月)から6月2日(日)まで、ワンギーサが熱海の瞑想合宿に参加するため、ゴータミー精舎における朝晩の自主瞑想会はお休みいたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

静まり
2013年05月27日 12:28
こんにちは。
実況中継を保って、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)の防護に努めます。
櫻井由紀
2013年05月27日 12:30
ワンギーサ先生、
合宿でお忙しい御身にもかかわらず
ブログの更新、ありがとうございます。

主観を自由意志と勘違いし、
自我を張り出して他と衝突し、
自分で書いたシナリオ的希望に
そぐわない結果にいたった事を
相手のせいにする。
自我と言う錯覚を消さない限り、
根底から破壊しない限り、
十悪行を犯し続けてしまうでしょうね。
まずは自分が十悪行を犯さないよう
ヴィパッサナーと慈悲の瞑想に励みます。
noritarou
2013年05月27日 20:11
次男(4歳)の友達が、次男に対して、暴言を吐いたり、カッターで傷つけたりしてきます。
やり返すことを教えていないため、やられてきます。
次男は、最初はその子のことを好きになろうとし、友達になろうとしたようです。
今は、次男はその子のことを嫌いだと言っていますので、その嫌いな子の幸福を祈るようにするだけでよいと、私は言います。
煩悩を刺激するものしかない在家にいるうちは、悟れないと、つくづく思います。
こころざし
2016年03月03日 06:22
私事ですが、老人ホームの職場で、楽をしたい派と、とにかくやれる事をやって厳しくする派があり、僕は前者の方にいました。一概に言えませんがそれから時間が経過していく中で、前者ですとお年寄りの急変等体調不良者が増える状況になりました。
それに加え、前者派の怠けぶりが顕著になり、心を痛める状況を経験し。学びを頂く機会となりました。
どちらの派につけば・・という事でなく、自分に気が付いて心が穏やかで、そして必要な動きが出来るようになりたいです。