最高の 目的目指し 精進し ひるむことなく 一人で歩く<68>

○少年少女のためのスッタニパータ68
・・・
人間の生きる目的変化する。
始めは上手に動けるように、
次は豊かに感じられるように、
そして正しく考えられるように、
最後は心を清らかにするように。


68.第1 蛇の章 3.犀の角経 34

○毎田周一先生訳
第一の真理に到らうとして怠ることなく
濶(ヒロ)やかな心でぬかりなく行ひ
力を尽くし 確かにそして強く
犀の角のやうにただ一人歩いてゆかう


○中村元先生訳
最高の目的を達成するために努力策励し、
こころが怯むことなく、行いに怠ることなく、
堅固な活動をなし、体力と智力とを具え、
犀の角のようにただ独り歩め。


○正田大観先生訳
最高の義(勝義:涅槃)を得るために、精進に励み、
陰鬱の心なく、怠惰な生活なく、
断固たる勤勉〔努力〕あり、強靱と力量を具有した者となり、
犀の角のように、独り、歩むがよい。(34)


○パーリ語原文
アーラッダウィーリヨー    パラマッタパッティヤー
Āraddhavīriyo         paramatthapattiyā,
精進に励み          最高の目的を達成のために

アリーナチットー    アクスィタウッティ
alīnacitto         akusītavutti;
心がひるまない     行いに怠ることのなく


ダルハニッカモー   ターマバルーパパンノー
Daḷhanikkamo     thāmabalūpapanno,
確固な努力あり    強さと力を具えて

エーコー   チャレー   カッガウィサーナカッポー
eko      care      khaggavisāṇakappo.
一人     行こう     犀の角のように


○一口メモ
この偈のパラマッタパッティヤー(最高の目的を達成のために)という言葉の最高の目的とは何かです。
仏教では当然、涅槃を意味します。ダンマパダ184番で、「涅槃は最高」と述べられています。
怒らない 忍耐これが 修行です 涅槃は最高 とブッダは言った(184)
http://76263383.at.webry.info/201209/article_2.html
ですから、一行目の意味は、最高の目的である涅槃を達成するために、精進するということになります。
アーラッダウィーリヨーは精進を始める、精進に立ち上がるということです。

二行目は、さらに精進を続けるのですが、心は困難に出会っても、ひるまない、めげないということです。またその行いは決して怠けることがないということです。

三行目は、さらに精進を続け、精進は強固なものとなります。「強さと力を具え」の意味は注釈書では、身体の強さと智慧の力を具えたという意味であると述べられています。智慧ばかりでなく体力も必要ということになるのでしょうか。

今回も辟支仏(独覚)は、最高の目的である涅槃を精進努力して、智力、体力をつけて、犀の角のように一人歩くのでしょう・


最高の 目的目指し 精進し ひるむことなく 一人で歩く<68>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

櫻井由紀
2013年06月07日 11:21
「無我」と言う
存在しない「自分」が、
「涅槃」と言う
距離の無い「究極地」に
どうやって近着く、距離を縮めるのか。

実践した者だけが
その答えを知っているのですね。
こころざし
2016年03月07日 06:19
時間は限られますし、それをどう使うかは自分次第と思います。仕事が忙しい等は言い訳や怠けにしかならないと思いますので、とにかく実践して参ります。
余計な思考・妄想を減らし・ひるまずに精進を続けることで、成長したいです。