賤民は 生まれではなく 行いだ 賤しいことを する人賤民だ<賤民経の序>

○少年少女のためのスッタニパータ<賤民経の序>
・・・・・・
賤民って何?
賤しい家で生まれたから賤民ではなく、
賤しい行いをする人々が賤民です。
金持ちの家で生まれても
いじめっ子は賤民です。



スッタニパータ 第1 蛇の章 7.賤民経 序


○中村元先生訳
わたしが聞いたところによると、──あるとき師(ブッダ)は、サーヴァッティーのジェータ林、<孤独な人々に食を給する長者>の園におられた。そのとき師は朝のうちに内衣を着け、鉢と上衣とをたずさえて、托鉢のためにサーヴァッティーに入った。

 そのとき火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャの住居には、聖火がともされ、供物がそなえられていた。さて師はサーヴァッティー市の中を托鉢して、かれの住居に近づいた。火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャは師が遠くから来るのを見たる

 そこで、師にいった、「髪を剃った奴よ、そこにおれ。にせの<道の人>よ、そこにおれ。賤しい奴よ、そこにおれ」と。

 そう言われたので、師は、火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャに言った、「バラモンよ。あなたはいったい賤しい人とはなにかを知っているのですか? また賤しい人たらしめる条件を知っているのですか?」

 「ゴータマさん(ブッタ)。わたしは人を賤しい人とする条件をも知っていないのです。どうか、わたしが賤しい人を賤しい人とさせる条件を知り得るように、ゴータマさんはわたくしにその定めを説いてください。」

「バラモンよ、ではお聞きなさい。よく注意なさい。わたくしは説きましょう。」

 「どうぞ、お説きください」、と火に事えるバラモン・バーラドヴァーシャは師に答えた。

師は説いていった、


○正田大観先生訳
このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の聖園において。そこで、まさに、世尊は、早刻時に、着衣して鉢と衣料を取って、サーヴァッティーに行乞〔の食〕のために入りました。さて、まさに、その時、祭火者バーラドヴァージャ婆羅門の住居では、祭火が燃え盛り、捧げものが差し出されていたのです。そこで、まさに、世尊は、サーヴァッティーを歩々淡々と行乞〔の食〕のために歩みながら、祭火者バーラドヴァージャ婆羅門の住居のあるところに、そこへと近しく赴きました。  まさに、祭火者バーラドヴァージャ婆羅門は、世尊が、はるか遠くから、やってくるのを見ました。見て、世尊に、こう言いました。「坊主さんよ、まさしく、そこに――沙門さんよ、まさしく、そこに――賤民さんよ、まさしく、そこに――立っていろ」と。  このように言われたとき、世尊は、祭火者バーラドヴァージャ婆羅門に、こう言いました。「婆羅門よ、では、あなたは、あるいは、賤民を、あるいは、〔人を〕賤民と為す諸々の法(性質)を、知っていますか」と。「貴君ゴータマよ、まさに、わたしは、あるいは、賤民を、あるいは、〔人を〕賤民と為す諸々の法(性質)を、知りません。貴君ゴータマは、どうか、わたしに、そのとおりに、法(教え)を説示してください――すなわち、わたしが、あるいは、賤民を、あるいは、〔人を〕賤民と為す諸々の法(性質)を、知りうるように」と。「婆羅門よ、それでは、まさに、聞きなさい。善くしっかりと、意を為しなさい。語りましょう」と。「貴君よ、わかりました」と、まさに、祭火者バーラドヴァージャ婆羅門は、世尊に答えました。世尊は、こう言いました。

○一口メモ
今日から、「賤民経」が始まります。ここで言う賤民とは、一般にはインドのカースト(身分制度)の最下層の人々をいいますが、ブッダはその意味を、換骨奪胎(カンコツダッタイ)されて、「生まれによって賤民なのではなく、行為によって賤民になる」と宣言しました。

ですから、私達の行為によっては、私達が賤民と呼ばれるべき存在になることに注意する必要があります。

また、賤民であるかないかは、没落経と同様に、真理に従う行為をするか、真理に反する行為をするかにかかっています。その有様を、具体的な人間の行為を27の偈によって述べられています。明日からの展開を楽しみにしてください。


賤民は 生まれではなく 行いだ 賤しいことを する人賤民だ<賤民経の序>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

櫻井由紀
2013年07月13日 09:17
賤民に当てはまる行為をしないよう
お釈迦様が説示して下さる
賤民と為す性質を
しっかりと学ぼうと思います。
どんな例を示して下さるのでしょうか
楽しみです!
水口かよこ
2013年07月13日 21:24
冥想から、起こされました。

ここにいる、ここにいる、俺はここにいる。
気づいてくれ、気づいてくれ、とバイクの爆音が言いました。

血眼になってたら、哀れだし、怖いし、手がつけられないよ。と思いました。

冥想も大切だけど、生きてれば自分だけでなく少しは他の為に、動くこともせねばと、そんな気もしました。

冥想から起こしてくれた、バイクの人へ。
鴨かも
2013年07月14日 00:04
皆様こんばんは。初鴨かもです。ネギしょってくるの忘れました^^;;
蚊の季節、連日の痒い思い、はぁ~~グッタリかも。でも今日の
世界ふしぎ発見を視聴してたら、仏教徒70%のスリランカの人たちが使っている蚊避け線香その名も「ninja?」発見かもーーー!
蚊を死なせない程度の成分で「菊花線香」見つけました。

とりあえず買ってみて使用予定、これで賤民脱出鴨かもー
こころざし
2016年03月20日 06:21
賤民は戦いで負けた国の民が、奴隷として使われるような形で位置づけられた、と知る機会があり、そのようなもので賤民になってしまうでは人としておかしいと感じました。現代ではお金を持っている方が貧しい人に対して容易にそれをしてしまう印象があります。
誰かを自分の価値観で賤民とか差別してしまう事がないように戒めたいです。