バラモンに 勧められた 王様は 馬や人間 生贄にした<303>

○少年少女のためのスッタニパータ303.
・・・
王様に無駄な祭りを行わせ、
最悪なことは人間や家畜を
犠牲にして供養させるとは。
バラモンたちは悪徳商人の様ですね。


スッタニパータ303. 第2 小さな章 7.バラモン法経 20.

○中村元先生訳
303
そこで戦車兵の主である王は、
バラモンたちに勧められて、
──馬の祀り、人間の祀り、
擲棒の祀り、ヴァージャペッヤの祀り、誰にでも供養する祀り、
──これらの祀りを行なって、
バラモンたちに財を与えた。


○正田大観先生訳
306.(303) 
しかして、そののち、婆羅門たちに説得された、
車上の雄牛たる王は、
馬の犠牲〔祭〕、人の犠牲〔祭〕、
サンマーパーサ〔祭〕、ヴァージャペイヤ〔祭〕、ニラッガラ〔祭〕を、
これらの祭祀を執り行なって、
財を、婆羅門たちに与えました。(20)


○パーリ語原文
305.
タトー    チャ    ラージャー    サンニャットー
‘‘Tato    ca      rājā        saññatto,
その後   そして   王は       勧められた

ブラフマネーヒ   ラテーサボー
brāhmaṇehi     rathesabho;
バラモンたちに  車兵の主たる

アッサメーダン   プリサメーダン
Assamedhaṃ     purisamedhaṃ,
馬の祠祭を     人の祠祭を

サンマーパーサン    ワージャペッヤン  ニラッガラン
sammāpāsaṃ       vājapeyyaṃ       niraggaḷaṃ;
棒投げ祭を        ソーマ酒祭を     無遮会

エーテー    ヤーゲー    ヤジトゥワーナ
Ete        yāge       yajitvāna,
これらは    祭祀を      供養して

ブラーフマナーナマダー   ダナン
brāhmaṇānamadā       dhanaṃ.
バラモンたちに・与えた   財産を


○一口メモ
バラモンは馬上の勇者たる王に、馬祭、人祭、棒投げ祭、ソーマ酒祭、無遮会などの祭祀を供養するように勧めました。

馬祭とは、馬を犠牲に供える祭りです。二度の大供犠祭で二十一本の祭柱に犠牲になる馬を縛る。土地と人間とを除くすべての富を施すという意味です。

人祭(人身御供)は、人間を犠牲に供える祭り。四度の大供犠祭で祭られる土地と共に馬祭で述べた富を供養する祭り。

棒投げ祭りとは、毎日毎日棒を投げて、それが落ちた処に柵を作って、持ち運んでゆく祭柱などによってサラスヴァーティー河が消える地点から始まって、河をさかのぼって祭られる供犠旅行です。

ソーマ酒祭とは、力づけのソーマ酒を飲む力飲祭です。一度の大供犠祭によって祭られるトチの木の祭柱で十七頭の家畜が施される。

無遮会(ムシャエ)とは、かんぬきがないということで、妨げない祭りです。これは九度の大供犠祭で、土地と人間と共に馬祭で述べた富を施す一切祭です。

それでは、何故このような祠祭を王は行い、その祠祭を司るバラモンたちに財を提供したのでしょうか?
バラモンたちは王に「これらの祭祀(供犠)を行えば、王は不死の神になる」と語ったからなのです。

バラモンは本当に堕落してしまいました。王に無駄な大供犠祭を行わせ、家畜ばかりでなく人間まで犠牲にしたのです。この悪行為の償いは受けなければなりません。


バラモンに 勧められた 王様は 馬や人間 生贄にした<303>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎12月28日(土)から1月3日(金)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサが熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

櫻井由紀
2013年12月19日 09:27
怠け衰えた心は
捏造された認識の奴隷になり、
非論理的な迷信を
盲目的に依存する人々を利用し
恐ろしく残酷な行為を
自利のために平然と行う。
供犠する側にとっては「お祝い」でも
「供え物」にされた側にとっては「呪い」。
これは破滅へと向かう末期状態です。
生きとし生けるものが幸せでありますように
ごろた石てつや
2013年12月19日 22:55
とてもわかり易い、宗教のビジネスモデルです。

信仰とは、
誰も証明できない事を信じる事。
証明ができないから、神秘と言う言葉に置き換える。
信仰は、悪魔が意のままに人(心)を操る最強の魔術。
信仰は、正義の名の下で五戒を犯す悪魔の仮面。
悪魔とは、教祖・教団の欲、執着。
ななつ
2013年12月20日 21:24
悟りに至らなければ、
誰であってもこのように欲に惹かれて堕落してしまうものだということですね・・・
気を引き締めてヴィパッサナーと慈悲の瞑想に励みます。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
こころざし
2016年05月14日 08:37
この本文のバラモンは、良い感じは全くない、詐欺師の様な印象を受けます。そしてそのような方が現在もいると感じます。
地元の祭りで「祭りだから許される」みたいな事があります。ですがその理由的なものはハッキリしません。
理由が明確でないものに左右されるような、そんな愚かな状況にならない様気をつけたいです。