五欲捨て 決意によって 家を出て 苦を終わらせる 者になるべし<337>

○少年少女のためのスッタニパータ337.
・・・
故郷を捨てて
東京に出てきたならば、
目的を成し遂げるまで
頑張るべきだろう。


スッタニパータ37. 第2 小さな章 11.ラーフラ経 3.

○中村元先生訳
337
「愛すべく喜ばしい
五欲の対象をすてて、
信仰心によって家から出て、
苦しみを終滅せしめる者であれ。


○正田大観先生訳
340.(337) 
〔世尊は言った〕「五つの欲望の対象(五妙欲:色・声・香・味・触)を捨棄して、
〔すなわち〕意が喜びとする諸々の愛しい形態を〔捨棄して〕、
信によって家から出て、
苦しみの終極を為す者と成れ。(3)


○パーリ語原文
339.
パンチャ    カーマグネー    ヒトゥワー
‘‘Pañca     kāmaguṇe      hitvā,
五つの     欲の対象を     捨てて

ピヤルーペー   マノーラメー
piyarūpe       manorame;
愛すべき形    心喜ぶ

サッダーヤ   ガラー    ニッカンマ
Saddhāya     gharā     nikkhamma,
信によって   家から    出て

ドゥッカッサンタカロー   バワ
dukkhassantakaro      bhava.
苦を終滅させる者で    あれ


○一口メモ
世尊が息子のラーフラに述べた最初の訓戒はこの偈です。

五つの欲の対象を捨てなさいと述べられました。五つの欲の対象とは色・声・香・味・触です。
色は色や形、声は音、香とは香りや匂い、味とは甘さ、辛さなどです。触とは、身体が何かに触れた時感じるものです。これらのものに生きものは喜びや楽しみを感じるのです。しかし、これらのものを捨てなさいと述べています。

生きることは苦しみであると発見された世尊は、その原因は渇愛(欲望)にあると覚られたからです。つまり、この五つの欲望の対象が欲望が現れる縁(刺激)になるからです。このこと関しては、スッタニパータの第二の偈についても述べました。参考にしてください。

池に咲く 蓮華(れんげ)のように 欲に根あり 根がある限り 欲はまた出る<2>
http://76263383.at.webry.info/201304/article_2.html

今回の偈の三行目、「信仰心によって家から出て」の信仰心は、中村先生の訳ですが、一般の宗教の信仰心とは異なります。仏教の信とは理解とか確信に近い意味なのです。理解ということが大切なのです。

ラーフラは父親である世尊に「財産を相続してください」と頼んだので、世尊はラーフラを出家させたのです。世尊の財産は悟りですから、世尊は悟りを相続しようとしたのだと思います。つまり、ラーフラが自分の意志で望んだこと(信)によって、出家したのです。

次の四行目、「苦しみを終滅せしめる者であれ」つまり、すべての欲(煩悩)をなくして、苦をなくした阿羅漢になれと、世尊はラーフラを教え諭したのだと思います。


五欲捨て 決意によって 家を出て 苦を終わらせる 者になるべし<337>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎1月24日(金)から1月30日(木)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサが熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


◎このブログ記事に共感された方は右上の仏教バナーを一日一回クリックして下さい。そうすると、仏教ブログのランキングが上昇します。御支援をお願い致します。


この記事へのコメント

櫻井由紀
2014年01月23日 12:02
正確に
一点に突入する
強烈なインパクトによって
獣の戯れは
終焉する

生きとし生けるものが幸せでありますように
MK
2014年01月23日 23:50
子どものためのダンマパダに強い衝撃を受けました。
愛すべく喜ばしい対象を肯定するのが当然ながら一般的な考え方です。仏教はその間逆であるから、一般の人とは打ち解けにくい。価値観はどうしてもズレて、上手く折り合わないと思っていました。
ですが、どんな物にも溶け込めるのも仏教であると今は思います。仏教を実践しながら、一般の人々(考え方が違う人)とも仲良く過ごせる気がしてきました。そうすることも智慧であり、慈悲であると思います。

生きとし生けるものが幸せでありますように
こころざし
2016年05月24日 12:06
渇愛を生じる事を捨てる事は、決意しないと出来ない事と思います。執着する事無く悟りが得られるように実践し、そして今の状態から少しでも成長出来るようにしたいです。
折角仏縁を頂戴出来ておりますので、悟りの目的を成し遂げるまで 頑張りたいと思います。