自らの 思いを制し 念保ち 布教しながら 弟子を育てる<444>

○少年少女のためのスッタニパータ444.
・・・
慈しみのある心からは
怒りの言葉は出てきません。
ていねいなi言葉を使う人の
行ないは乱暴ではありません。


スッタニパータ444.第3 大きな章 2.精勤経 20.

○中村元先生訳
444
みずから思いを制し、
よく念い(注意)を確立し、
国から国へと遍歴しよう。
──教えを聞く人々をひろく導きながら。


○正田大観先生訳
447.(444) 
〔正しい〕思惟を自在に為して、
かつまた、気づき(念)をしっかりと確立し、
〔わたしは〕国から国へと渡り歩くであろう
――広く弟子たちを教え導きながら。(20)


○パーリ語原文
446.
ワスィーカリトゥワー     サンカッパン
‘‘Vasīkaritvā         saṅkappaṃ,
自在にして          思惟を

サティンチャ    スーパティッティタン
satiñca        sūpatiṭṭhitaṃ;
念を・また      よく確立して

ラッター    ラッタン   ウィチャリッサン
Raṭṭhā     raṭṭhaṃ    vicarissaṃ,
王国から   王国へ    遊行しよう

サーワケー    ウィナヤン    プトゥー
sāvake       vinayaṃ      puthū.
弟子達を     導きながら    広く


○一口メモ
今回の偈は、釈尊が悪魔の軍隊を破って、更に今後の布教と弟子の指導について述べたものです。

「思惟を自在にして(みずからの思いを制し)とは、八正道の修行によって誤った思惟を捨て、正しい思惟だけを起こして、思惟を自在にすることです。もっと具体的には欲ある、怒りのある、害意のある思考を捨てて、欲のない、怒りのない、害意のない思考を持つことです。これは正思惟の実践です。正思惟がある時、正語、正業、正命が実践されるのです。

「よく念い(注意)を確立し」は、身受心法(四念処:身体、感覚、心、真理)について気づきを絶やさずにいること、正念の実践です。これは必然的に正定に導かれます。正定は第一、第二、第三、第四の禅定を意味しています。

つまり、今回の偈の前半の二行は、八正道(ブッダの場合は八聖道)を実践しながら、国々を巡って、仏教の布教をすると述べています。尚、八聖道とは完成された八正道です。また同時に、四行目で、弟子達の修行を指導して、悟りへ導くと仰っておられます。


自らの 思いを制し 念保ち 布教しながら 弟子を育てる<444>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎4月28日(月)から5月6日(火)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサが関西ウェーサーカ祭及び熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

ぱん
2014年05月02日 09:16
何度か出家させてくれと頼んでいました。ワンギーサ師は、修行や仕事を続けていけば「熟した果実が木から落ちるように自然と出家という流れになる」と仰っていました。このことについて、あまりよくわかっていなかったのですが、四念処の観察をつづけてきました。五月は仏教の新年とも言える月らしいですから、また、出家の機が熟したかどうか尋ねに、寺に行ってみようかなと考えています。
こころざし
2016年06月26日 23:28
長老のお姿を拝見する時、常に慈しみの言葉・姿勢があるのを感じます。その様な姿勢を学ばせて頂きたいと思います。実生活では色々な場面から、自分が頂けない状態になる事があります。それを反省し、欲や怒り、害意のある思考を捨て+サティの実践が出来るように努めたいです。