清涼な 湖水のような 如来こそ 供養の菓子を 受ける価値ある<467>

○少年少女のためのスッタニパータ467.
・・・
人生の究極とは何か?
人生は苦しい。
その苦の原因は欲望だ。
欲望を捨てれば苦はなくなる。
欲望を捨てる方法は八正道だ。


第3 大きな章 4.献菓経(スンダリカ・バーラドヴァージャ経)13.

○中村元先生訳
467
諸々の欲望を捨て、欲にうち勝ってふるまい、
生死のはてを知り、平安に帰し、
清涼なること湖水のような<全き人>(如来)は、
お供えの菓子を受けるにふさわしい。


○正田大観先生訳
472.(467) 
彼が、諸々の欲望〔の対象〕を捨棄して、〔一切を〕征服して歩む者であるなら
――彼が、生と死の終極を知ったなら――完全なる涅槃に到達した者であり、
湖水のように〔心が〕冷静となった者であり、
如来として、献菓〔を受ける〕に値します。(15)


○パーリ語原文
471.
ヨー    カーメー    ヒトゥワー    アビブッヤチャーリ
‘‘Yo     kāme      hitvā      abhibhuyyacārī,
およそ   欲望を     捨てて     打ち勝って行く

ヨー    ウェーディ    ジャーティーマラナッサ    アンタン
yo     vedi        jātīmaraṇassa          antaṃ;
およそ  知り       生と死の             究極を

パリニッブトー    ウダカラハドワ   スィートー
Parinibbuto      udakarahadova   sīto,
寂滅していて    湖水のように    清涼な

タターガトー    アラハティ    プーララーサン
tathāgato      arahati      pūraḷāsaṃ.
如来は       値する      献菓に


○一口メモ
「諸々の欲望を捨てて、欲望に打ち勝って行く」とどうなるのでしょうか?「生と死の究極を知る」と述べられています。生と死の究極とは何でしょうか?人生の始めと終わりが生と死ですから、生と死とは人生を意味しているのです。つまり人生の究極を知ることです。

多くの人間は「人生とは何か?人生をいかに生きるべきか?」と悩んでいますから、人生の究極を知った人はそれらの問の答えを発見して、悩みを克服した人なのです。その人は如来(ブッダ)なのです。

如来は人生の究極を知って、その答えを人類に教えてくれました。それが四聖諦です。人生は苦しい。その原因は渇愛(欲望)にあること。その苦しみは欲望を捨てることで克服できること。また苦しみを克服する八正道という方法を示してくれました。

如来の教えに従って、諸々の欲望を捨てて、欲望に打ち勝つと、苦しみを克服することが出来ます。そのたに、如来の教えである人生の究極(四聖諦)が理解できるのです。そのように実践した人は人生の究極を知ることができると同時に、如来の教えが正しいことに確信が持てるのです。ですから、如来は供養した献菓を受けるに相応しい方なのです。

八正道を実践した人は、すべての煩悩が消え、燃える火に喩えられる煩悩が消えると熱がなくなり、常に冷たい湖水のような清涼な状態になります。この境地を涅槃とも言います。


清涼な 湖水のような 如来こそ 供養の菓子を 受ける価値ある<467> 


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎5月30日(金)から6月5日(木)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサが関西ウェーサーカ祭及び熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

てくてく
2014年05月25日 11:49
こんにちは。
四聖諦が一人一人に遍く優しく伝わりますように。

生きとし生けるものは幸せでありますように。
こころざし
2016年07月04日 08:53
八正道は大乗仏教でも出てくる内容と思いますが、こちらで教えて頂ける真意的な所が何処まで元に踏まえてご教授下さっているのか、と思ったことがあります。
八正道をするぞ!という程いつも意識して出来ておりませんが、正しい視点を持ち、実践する姿勢を保って、苦しみを捨てていきたいです。