施主として 多くの人に 布施すれば 与える人に 多福が生じる<マーガ経の序>

○少年少女のためのスッタニパータ<マーガ経の序>
・・・
昔、お釈迦様が王舎城の<鷲の峰>におられた時に、
マーガという学徒がやって来ました。
そして、布施について質問しました。


第3 大きな章 5.マーガ経 マーガ経の序

○中村元先生訳
<マーガ経の序>
 わたくしが聞いたところによると、──或るとき尊き師(ブッダ) は、王舎城の<鷲の峰>という山におられた。そのときマーガ青年は師のおられるところに赴いた。そこに赴いて師に挨拶した。喜ばしい、思い出の挨拶のことばを交したのち、かれらは傍らに坐した。そこでマーガ青年は師に言った、──

 「ゴータマ(ブッダ)さま。わたくしは実に、与える人、施主であり、寛仁にして、他人からの施しの求めに応じ、正しい法によって財を求めます。そのあとで、正しい法によって獲得して儲けた財物を、一人にも与え、二人にも与え、三人にも与え、四人にも与え、五人にも与え、六人にも与え、七人にも与え、八人にも与え、九人にも与え、十人にも与え、二十人にも与え、三十人にも与え、四十人にも与え、五十人にも与え、百人にも与え、さらに多くの人にも与えます。ゴータマさま。わたくしがこのように与え、このようにささげるならば、多くの福徳を生ずるでしょうか。」

 「青年よ。実にあなたはそのように与え、そのようにささげるならば、多くの福徳を生ずる。誰であろうとも、実に、与える人、施主であり、寛仁にして、施しの求めに応じ、正しい法によって財を求め、そのあとで、法によって獲得して儲けた財物を、一人にも与え、さらにつづいては百人にも与え、さらに多くの人にも与える人は、多くの福徳を生ずるのである。」


○正田大観先生訳
<マーガ経の序>
 このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられます。ギッジャクータ山(霊鷲山)において。そこで、まさに、マーガ学徒が、世尊のおられるところに、そこへと近しく赴きました。近しく赴いて、世尊と共に〔今回の出会いを〕喜び合いました。〔彼は〕喜ばしい話題の挨拶を交わして、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、マーガ学徒は、世尊に、こう言いました。

 「貴君ゴータマよ、まさに、わたしは、施者として、施主として、寛容なる者として、乞いに応じる者として、法(正義)によって諸々の財物を遍く探し求め、法(正義)によって諸々の財物を遍く探し求めて〔そののち〕、法(正義)によって得た諸々の財物をもって、法(正義)によって到達した諸々の〔財物〕をもって、一者にもまた施し、二者にもまた〔施し〕、三者にもまた〔施し〕、四者にもまた〔施し〕、五者にもまた〔施し〕、六者にもまた〔施し〕、七者にもまた〔施し〕、八者にもまた〔施し〕、九者にもまた〔施し〕、十者にもまた施し、二十者にもまた〔施し〕、三十者にもまた〔施し〕、四十者にもまた〔施し〕、五十者にもまた施し、百者にもまた施し、より一層の者にもまた施します。貴君ゴータマよ、どうでしょう、わたしが、このように施していると、このように祭祀をしていると、多くの功徳を生み出しますか」と。

 「学徒よ、たしかに、あなたが、このように施していると、このように祭祀をしていると、多くの功徳を生み出します。学徒よ、彼が、まさに、施者として、施主として、寛容なる者として、乞いに応じる者として、法(正義)によって諸々の財物を遍く探し求め、法(正義)によって諸々の財物を遍く探し求めて〔そののち〕、法(正義)によって得た諸々の財物をもって、法(正義)によって到達した諸々の〔財物〕をもって、一者にもまた施し……略……百者にもまた施し、より一層の者にもまた施すなら、彼は、多くの功徳を生み出します」と。そこで、まさに、マーガ学徒は、世尊に、詩偈をもって語りかけました。

○パーリ語原文

<マーガ経の序>のパーリ語原文は省略します。

○一口メモ
今日から新しい経が始ります。バラモンのマーガという学徒が世尊に布施の功徳と尋ねることから始まります。

ここで学徒とは師匠のバラモンに住み込みで徒弟生活を送っている者をいうことです。中村先生訳にはマーガ青年となっていますが、注釈書には「既に高齢である」となっています。どちらが正しいか分かりません。

この経では、布施の功徳と供養に値する人について述べられていますが、慈悲の修習(瞑想)についても言及されています。また一つ一つ学んでいきましょう。


施主として 多くの人に 布施すれば 与える人に 多福が生じる<マーガ経の序>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎7月4日(金)から7月8日(火)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

こころざし
2016年07月10日 07:02
お布施について、そして慈悲の実践について学べます事、大変興味深く思います。
ゴータミーでの食事のお布施などで、個人で多くの物を提供される方を拝見します。その姿勢から学びを頂けます。自分も実践出来るようにしたいです。