罵倒され 打ちのめされても 怒らない 忍耐強い 彼はバラモン<623>

○少年少女のためのスッタニパータ<623>
・・・
バカと言われたり、
この野郎と殴られたら
普通は怒りますが、
真のバラモンは怒りません。

第3 大きな章 9.ヴァーセッタ経 30.

○中村元先生訳
623
罪がないのに罵られ、なぐられ、
拘禁されるのを堪え忍び、
忍耐の力あり、心の猛き人、
──かれをわたくしは<バラモン>と呼ぶ。


○正田大観先生訳
629.(623) 
罵倒を、さらには、殴打と結縛を、
彼が、怒ることなく忍受するなら、
忍耐の力ある者であり、力ある軍隊〔に匹敵する者〕であり、
わたしは、彼を『婆羅門』と説きます。(30)


○パーリ語原文
628.
アッコーサン ワダバンダンチャ
Akkosaṃ    vadhabandhañca,
罵倒を     殺害と拘束を また

アドゥットー  ヨー  ティティッカティ
aduṭṭho     yo    titikkhati;
怒らないで  者   忍耐する
     
カンティーバラン  バラーニーカン
Khantībalaṃ     balānīkaṃ,
忍耐力のある    強力な軍のような

タマハン  ブルーミ ブラーフマナン
tamahaṃ   brūmi   brāhmaṇaṃ.
彼を私は  呼ぶ   バラモンと


○一口メモ
今回の偈はバラモンの特徴を、罵倒されても、殴られても怒ることなく、忍耐できる人だと述べています。普通の人間ならば、罵倒されたり、殴られたりすれば怒るのは当然ですが、バラモンはそれをしないというのです。これは悟った人間しかできません。

このブログでは、怒りについて何回も書いて来ました。自分で言うのはおこがましいのですが、読み返して見るとよく書けていると思います。今それ以上のものを書けないような気がします。ですから、怒りについてのそれらの記事を読んで頂けるとありがたいと思います。ダンマパダには「第17怒りの章」があります。特にダンマパダ222偈は燃え上がる怒りを抑えることについて書いたもので、今回の偈の怒りと忍耐と同じテーマです。その記事のアドレスは次の通りです。
暴走の 車を制御 するように 怒りを制御 する人が御者(222)
http://76263383.at.webry.info/201210/article_4.html

また、スッタニパータの「第1蛇の章」の始めの偈は怒りについて述べられたものです。復唱の意味でお読みください。そのアドレスは次の通りです。
毒ならば 飲まないように 怒るなよ 怒りを消せば 悟りを開ける<1>
http://76263383.at.webry.info/201304/article_1.html

尚、今回のスッタニパータ623偈はダンマパダの399偈と同じです。これも是非参照してください。
罵倒され 打ちのめされても 怒らない 忍耐強い 彼はバラモン(399)
http://76263383.at.webry.info/201302/article_26.html


罵倒され 打ちのめされても 怒らない 忍耐強い 彼はバラモン<623>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎9月19日から9月23日まで熱海に瞑想合宿があり、ワンギーサ比丘はそれに参加しますが、ゴータミー精舎における朝の自主瞑想会は通常通り開催します。
夜の自主瞑想会は9月19日(金)、22日(月)、23日(火)は開催しますが、9月20日(土)、9月21日(日)は休みます。


◎雨安居中のゴータミー精舎では火曜日の夜の自主瞑想の始めに「初法輪経」を唱えることにしました。興味がある方は是非参加してください。心が穏やかになり、「眼が生じ、智が生じ、慧が生じ、明らかになり、光が生じる」気がします。(初転法輪経の言葉)


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

あすか
2014年09月23日 07:55
怒りのダメージをしっかり観察することで
いかに割にあわないかを体感。

予想だにしない事態に遭遇しても
平静でいられるよう、油断せず、
常に観察を続けます。
こころざし
2016年08月16日 06:09
怒りが出ると、それが強いほど損にしかならないと実感しています。ですが、その怒りを持ってしまうと、その度外が強いほど、広い意味での破壊・攻撃行動をとり始めてしまいます。もし相手が、私を破滅させようと仕掛けてきた場合、容易にそれに乗ってそして破滅してしまう事でしょう。
自分に気が付き怒りを捨てて、そしてそのような域を超えた人物に成れるようにしたいです。