そのことを 川の流れを 比べ知れ 浅瀬の川と 大河の流れ<720>

○少年少女のためのスッタニパータ<720>
・・・
浅瀬の水は音を立て、
大河の水は静かに流れる。
どこに違いがあるのかな?
何を教えているのかな?


第3 大きな章 11.ナーラカ経 42.

○中村元先生訳
720
そのことを深い淵の河水と
浅瀬の河水とについて知れ。
河低の浅い小川の水は音を立てて流れるが、
大河の水は音を立てないで静かに流れる。


○正田大観先生訳
726.(720) 
それを、諸々の川〔の喩え〕によって識知するように。
諸々の溝は、さらには、
諸々の峡谷のなかの小さな流れは、騒ぎ立てつつ行くが、
大河は、沈黙なるままに行く。(42)


○パーリ語原文
725.
ナン    ナディーヒ    ウィジャーナータ
Taṃ     nadīhi      vijānātha,
それを   河から     知るがよい

ソッベース    パダレース    チャ
sobbhesu     padaresu     ca;
溝において   渓谷において  と

サナンター    ヤンティ    クッスッバー
Saṇantā      yanti      kussubbhā,
音を立てて    行く      小さな流れ

トゥンヒーヤンティ    マホーダヒー
tuṇhīyanti         mahodadhī.
静かに行く        大河は


○一口メモ
今回の偈の前半「そのことを深い淵の河水と浅瀬の河水とについて知れ。」の「そのことを」は何を意味しているのでしょうか?

それは前の719偈の「わが教えを聞く者はますます恥を知り、信仰を起すべきである。」ということを「そのことを」という言葉で示しているのです。このことを「深い淵の河水と浅瀬の河水」でよく知りなさいと言うことです。

実は、明日の721偈でその理由がよく分かります。しかし、その理由をこの偈を読んで、明日まで考えてみて下さい。

深い河の流れと浅瀬の川の流れにどのような違いがあるのか?それはこの偈の後半で述べられています。すなわち、深い河の流れは静かに流れるが、浅瀬の川の流れは音を立てて流れるという違いです。

それが「わが教えを聞く者はますます恥を知り、信仰を起すべきである。」とどのような関係があるのでしょうか考えて下さい。


そのことを 川の流れを 比べ知れ 浅瀬の川と 大河の流れ<720>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎12月29日(月)から1月4日(日)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサ比丘が熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


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この記事へのコメント

りんご
2014年12月26日 05:14
うーん。深い河の流れのように
あまり喋らず、静かに瞑想する
ということを言っているのかも。

明日どんな意味か解りますね。
あすか
2014年12月26日 08:00
まず心を連想しました。
表面は様々な事で揺れ動き、波立ち。
それとは別に深い部分もあり。

そうだとすると、
外界の事象に心乱す事なく常に努力、
という感じでしょうか。
カエルくん
2014年12月26日 16:28
朝ブログを拝見し、先生から宿題をもらったようで楽しい気持ちになりました。

川の流れを心に例えたとして。
浅瀬は水量も少ないでしょうから、川底の隆起や両岸の障害物にすぐ影響を受けるし、音も立てる。
同じように心の調っていない人は、周囲の影響を受けて心を乱しやすい、ということかな、と思いました。

というと私もあすかさんと同じく、外界の事象に心乱す事なく…、ということが答えに思えます。

明日の記事が楽しみです。
こころざし
2016年09月18日 09:49
浅瀬の水は流れている様子がとても分かり易く、大河の水はまるで流れているのかよく分からない様な様子を感じました。
そのように思った時に自分的に浮かんだ事は、浅瀬の川のような状態では大河の流れは分からない、大河の流れが分る状態であれば浅瀬の流れは分る、という事かと思いました。明日の偈が楽しみです。