性欲で やましいところ ある人は 叱責されると 虚言を語る<819>

○少年少女のためのスッタニパータ<819>
・・・
世の中にはセックスより
面白いものがいっぱいあるのだから、
それらをさがしてごらん。


第3 八つの詩句の章 7.ティッサ・メッティヤ経 6.

○毎田周一先生訳
819.
それというのもどうしても止められない
貪りのためであり
遂にはひたすら嘘の中へ身を
隠してしまうようになる


○中村元先生訳
819
そうして他人に詰られたときには
虚言に陥る。
すなわち、[自らを傷つける]刃(悪行)をつくるのである。
これがかれの大きな難所である。


○正田大観先生訳
826.(819) 
しかして、他者たちの論によって叱責された者は、
諸々の刃を作り為します。
これは、まさに、彼にとっては、大いなる難所。
〔彼は〕虚偽の言葉に沈みます。(6)


○パーリ語原文
825.
アタ      サッターニ    クルテー
‘‘Atha     satthāni      kurute,
そうして    刃を        作る

パラワーデーヒ    チョーディトー
paravādehi       codito;
他人の言葉で     叱られた者は

エーサ   クワッサ        マハーゲードー
Esa      khvassa        mahāgedho,
これは   確かに・あるだろう 大難で

オーサワッジャン    パガーハティ
osavajjaṃ         pagāhati.
妄語に          沈む


○一口メモ
「性欲に 負けた修行者は 非難され 思い煩い 惨めになるよ」と、このようになった彼は、他人に叱責されると、自分を取り繕うために、苦し紛れに嘘をついてしまうのです。

この偈の前半の直訳は「他人の言葉で叱責された者は刃(やいば)を作る」とは、正田先生の訳にあるように自分を傷つける刃(悪行)をすることですが、それは後半で説明されているように嘘をつくことです。嘘をつくことは五戒の一つである戒を破ることであり、地獄に落ちるような大難(大罪)になるのです。

性欲に負けて、性行為に溺れることに続く結果はいかに危険な恐ろしいことであることをしっかり理解すべきことなのです。甘く考えてはいけません。

今回の毎田先生訳の前半はかなりの意訳ですが、性行為に溺れる者の実状を述べています。「それというのもどうしても止められない 貪りのためであり」つまり、性欲に執着して貪欲になっているのです。セックスに夢中になっている人々は少し性欲から思いを離し、広く周りを見渡せば、いろいろ面白いものもあるのです。少し興味を性欲から離してみて下さい。


性欲で やましいところ ある人は 叱責されると 虚言を語る<819>


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)は(が)幸せでありますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の悩み苦しみがなくなりますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)の願いごことが叶えられますように
私(私の親しい人々、生きとし生けるもの)に(にも)悟りの光があらわれますように

私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)も幸せでありますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)の願いごことが叶えられますように
私の嫌いな人々(私を嫌っている人々)にも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎3月11日(水)は、ゴータミー精舎にて、スマナサーラ長老の「パーリ経典解説」(18:30~21:00)がありますので、夜の自主瞑想会はお休みしますが、この「パーリ経典解説」に参加することを推薦します。


◎3月20日(金)から3月24日(火)のゴータミー精舎における夜の自主瞑想会はお休みいたします。朝5時から7時の自主瞑想会は通常通り行います。理由はワンギーサ比丘が熱海の瞑想合宿に参加するためです。朝の自主瞑想会は代理人により通常通り開催いたします。


◎ゴータミー精舎では毎日朝晩、自主瞑想会を行っています。朝5時から7時まで、および夜7時から9時まで。但し、木曜日夜7時から9時までの自主瞑想会は休みます。変更のある場合はこの「お知らせ」で、あらかじめ報告します。詳細はワンギーサの携帯番号090-2311-9317に御連絡下さい。


◎このブログ記事に共感された方は右上の仏教バナーを一日一回クリックして下さい。そうすると、仏教ブログのランキングが上昇します。御支援をお願い致します。


この記事へのコメント

2015年03月11日 04:34
いったい嘘までつく必要があるのか、、、??

ところで、政治家が政治生命を失うほどの不祥事、企業が存続が危なくなるような失態をおかした場合、あの手この手でひた隠しにするのは日常茶飯事です。

正直に話せば済むと考えたのですが、性的快楽に耽ることは、政治家が政治生命を失うがごとく、修行者にとってすべてを失う行為でしょう。従って、保身のため隠蔽工作を図るハメに陥るのではないかと思いました。

性欲を肯定することは妄想を肯定することなので、仏道とはまさに「水と油」の関係ではないでしょうか。
りんご
2015年03月11日 05:45
やましい事をして、ばれそうになると、嘘で何とか逃げようという気持ちになったりします。
それが、かえって状況を悪くするのだなと感じました。
嘘をつかないでいい様な生き方を、 しているか?と言う自問に、自信を持って答えられるまで、仏教を実践したいと、ブログを読んで思いました。
身の丈修行者
2015年03月11日 07:14
おはようございます。
以前、家庭があっても「やりたい」と女性を口説きまくる方がいました。社会的地位は高い方でした。
「どうしたらそんなに落とせるんですか」と伺ったら「俺はこれまで間違っていた。きみのような女性に会う為に生きてきたんだ。やっと出会えたのでもう間違える事はない・・」等と口説けば落ちるんだよ、と教えてくれました。
そしてエッチをしたらもう後は野となれ山となれ・・だそうで、その口説かれた女性や奥様の人権は?等考えてしまいました。
本日のワンギーサ長老の本文・解説を拝見し、嘘を平気で使っていたその方を思い出しました。きっと悪業を沢山積まれてしまったのではと想像致します。
嘘を平気でつけてしまうようになったら、因果法則でその後は信用を失墜し堕落してしまうように思います。
戒めたいです。
ワンギーサ長老・皆様の今日も素晴らしい一日となりますように。
コトタマ学
2015年03月11日 18:37
今晩は、ブログ・ランキングから参りました。性欲・・と耳にして思い出した特定の女性の方がおりました。自分自身の妄想・妄念との戦いで、気になる相手を思わないよう必死ではありますが、なかなか難しいです。
こころざし
2016年10月13日 20:02
自分の悪い所等を指摘されると、急に話を変えるような発言をされる方を見た事があります。やましい所を取り繕う事は無理と判断して逃げる状態なのか?と思ったことがあります。そのような何処までも救われない様な状態になってしまうのではなく、自分の非は素直に認め、謝罪・反省出来る様になりたいです。