怒り・驕り 強情・反抗 偽り・嫉妬 これらが生臭 肉食ではない<再245>

○ワン爺さんの独り言<245>
・・・
怒りや驕り、
強情や反抗、
偽り・嫉妬は
めらめらと
焦げる臭いがする。


245.第2 小さな章 2.生臭経 7.

○中村元先生訳
245
怒り、驕り、強情、反抗心、
偽り、嫉妬、ほら吹くこと、
極端の傲慢、不良の徒と交わること、
──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。


○正田大観先生訳
248.(245) 
忿激、驕慢、強情、反抗、
幻想、嫉妬、しかして、大言壮語、
さらには、思量と高慢、正しからざる者たちとの親愛
――これが、生臭です。まさに、肉を食べることではありません。(7)


○パーリ語原文
245.
コードー    マドー    タンボー    パッチュパッターパナー チャ
Kodho      mado     thambho     paccupaṭṭhāpanā ca
怒り       おごり    強情      反抗心             と

マーヤー    ウスーヤー   バッササムッサヨー     チャ
māyā       usūyyā       bhassasamussayo      ca
偽り       嫉妬       大言壮語(ほら吹き)    また  

マーナーティマーノー   チャ     アサッビ     サンタウォー
mānātimāno           ca       asabbhi       santhavo,
慢心・過度の慢心      また     不当なことに   親しむ

エーサーマガンドー   ナ     ヒ     マンサボージャナン
esāmagandho,       na     hi      maṃsabhojanaṃ.
これが生臭        ない   決して  肉食が


○一口メモ
この偈では、昨日に引き続きどんな人が生臭なのか述べています。

① 怒りは生臭です。怒りについては、スッタニパータの一番始めの偈で述べられています。それを参考にしてください。
毒ならば 飲まないように 怒るなよ 怒りを消せば 悟りを開ける(1)
http://76263383.at.webry.info/201304/article_1.html

② 驕りとは、生まれの自惚れ、氏姓の自惚れ、無病の自惚れなどで、心が酔っている状態です。
③ 強情は、頑固でかたくなであることです。
④ 反抗心とは、反対してさえぎること、言われたことに反対することです。
⑤ 偽りとは、悪行をおおいかくすことです。
⑥ 嫉妬とは、他人の利得や尊敬を羨むことです。
⑦ 大言壮語とは、誇張した言い方、自分を称揚することです。
⑧ 慢心・過度の慢心とは、生まれ、財産、才能などで自分と他人を比較して、自分を上に置くか、相手を下に置くかして、自慢すること、自己顕示欲です。
⑨ 不良の徒と交わること、正しからざる者たちを親愛すること。

これらの9種類の不善の事柄は生臭であると述べられました。今回の始めの項目、怒りは毒です。また、それに類似する項目も同様に毒なのです。ですから、身体には良いはずはありません。このような性格の人は病気になっている場合が多いのです。またこれらの原因で病気になっている人にはある種の体臭や口臭があります。ですから、生臭は単なる象徴的な言葉ではなく、実際にも臭いのです。皆様生臭人間にならないように、注意してください。


○前回のこの偈の解説

怒り・驕り 強情・反抗 偽り・嫉妬 これらが生臭 肉食ではない<245>
http://76263383.at.webry.info/201310/article_20.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

生きとし生けるものは幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごことが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


○アラナ精舎雨安居日記 
2016.8.19.(金) 第31日目
 今日は天王寺のデパートに有るジュンク堂に行くために、昼食後アラナ精舎を出た。バス停から離れた日陰にバスを待っている女性の高齢者がいた。最近はお年寄りという言葉ではなく、高齢者という言葉を使うべきだと言われている。お婆さんと言った方が分かりやすい。私も充分高齢者のお爺さんなので、気楽に話しかけた。「暑いですね。」「そうですね。」
 バスで東岸和田駅に着くと、しばらくすると大阪行きの急行が来た。そこから40分ほど乗ると天王子駅だ。そこからは8月3日に趙さんが教えてくれたから、ジュンク堂にすぐ行けた。本屋につけばいろいろと立ち読みしたくなる。岸和田市は農業用の溜池が多いが、それらを指導して作らせたのが奈良時代の有名な僧侶、行基だそうだが、その伝記などもあった。高価であったので今回は購入しなかった。また、ここでよくお布施して下さる方々が次の日曜日にお昼のお布施と共に、伊勢神宮を案内してくれるというので、伊勢神社付近の地図を購入した。本屋に来た目的は唯識に関する本だ。それを二冊購入した。アラナ精舎に帰ったのは3時過ぎだった。いろいろ動き回ったので疲れたが、いい運動になった。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎私ワンギーサは、7月20日から10月15日まで、大阪府岸和田市のアラナ精舎で雨安居をしています。カテナ法要まではこちらに滞在することになります。それ以後についてはどこで生活するか分かりません。宜しくお願い致します。

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この記事へのコメント

kempsford
2016年08月20日 04:14
おはようございます。
この経典は、まるで私自身の不善を、カッサパ仏陀から直々に指摘されているようで、どきどきします。「怒り、驕り、強情、反抗心、偽り、嫉妬、ほら吹くこと、極端の傲慢、不良の徒と交わること」。どれも耳が痛いです。でも、それよりも、ワンギーサ長老の解説にある、「このような性格の人は病気になっている場合が多い」・「実際にも臭いのです」は、恐ろしいです。いつも気を付けます。ご指導ありがとうございました。
こころざし
2016年08月20日 07:23
おはようございます。
9種類の不善の事柄を拝見し、それが一つでもあると、そしてその度合いが強いと、もう幸せにはなれないなと感じました。どんな状態でもヒネたような見方しか出来ず、そしてそれをどれだけ満たしても終わりのない「まだまだもっと・・」の渇望が続くように思います、恐ろしい事です。
そのようなものは捨て、素直に教えて頂いたことを実践して参りたいです。
ワンギーサ長老・皆様の、今日も素晴らしい一日となりますように。
たか坊
2016年09月16日 23:44
今回も明るく楽しく学べたコトを嬉しく思います♪