性格が 良くない人は 悪を為す これも生臭 肉食でない<再246>

○ワン爺さんの独り言<246>
・・・
生まれつき悪い性格も
あきらめてはいけない。
その気になれば、
直せます。


246.第2 小さな章 2.生臭経 8.

○中村元先生訳
246
この世で、性質が悪く、借金を踏み倒し、密告をし、
法廷で偽証し、正義を装い、
邪悪を犯す最も劣等な人々、
──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。


○正田大観先生訳
249.(246) 
彼ら、悪を戒とする者たち、借金を踏み倒す者たち、告げ口をする者たち、
裁きにおいて奸計ある者たち、
この〔世において〕、それらしい形態をする者(偽善者)たち
――彼ら、この〔世において〕、罪障を作る、最低の人たち
――これが、生臭です。まさに、肉を食べることではありません。(8)


○パーリ語原文
246.
イェー    パーパスィーラー     イナガータスーチャカー
Ye        pāpasīlā          iṇaghāta-sūcakā
彼ら      悪を性格とし        借金を踏み倒し・告げ口をする

ウォーハーラクーター  イダ     パーティルーピカー
vohārakūṭā          idha      pāṭirūpikā
裁判             ここで     偽りの

ナラーダマー    イェーダ      カローンティ  キッビサン
narādhamā      ye’dha       karonti      kibbisaṃ,――
最も下劣の人々 ここにおいて   為す       罪を

エサーマガンドー    ナ    ヒ     マンサボージャナン
esāmagandho,      na    hi      maṃsabhojanaṃ.
これが生臭       ない  決して   肉食は


○一口メモ
この偈では、更に次のような人を生臭というと述べています。

① 性格が悪い人。性格の悪い人と性格のよい人は確かにいます。もっとわかりやすく言えば、意地悪な人と優しい人です。これはたぶん業なのでしょう。性格の良い人は、ありがたいことで問題はないのですが、性格の悪い人は、注意しなければいけません。性格が悪く生まれたのだから、しょうがないとは言えません。このような人は現在の生でも、あまり幸福でいることが少ないでしょうし、来世はどうなるかわかりません。本当にこの性格を直す必要があります。その気になって直せば、直せますから、頑張って下さい。ただ問題は性格の悪い人は自分の性格が悪いと思ってないことです。そこに気が付けば、何とかなります。

② 借金を踏み倒す人、これについいては「賤民経」の120偈で述べられています。それを参照してください。
あなたには 借りはないよと 嘘つくと 二つの罪で 賤民である<120>
http://76263383.at.webry.info/201307/article_18.html

③ 告げ口をする人。
④ 法廷で偽証する人。
⑤ 正しく見せかける人。
⑥ 罪を犯す最低の人。

この偈でも六項目の生臭について述べられています。心の問題点はいっぺんには直せないのです。自分の具体的な問題点に気づいて、一つずつ根気よく直さなければ、直せないないし、また一つずつならば直すことが可能なのです。ですからブッダは細かく、具体的に生臭について幾つも述べておられるのです。ありがたいことです。


○前回のこの偈の解説

性格が 良くない人は 悪を為す これも生臭 肉食でない<246>
http://76263383.at.webry.info/201310/article_21.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

生きとし生けるものは幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごことが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


○アラナ精舎雨安居日記 
2016.8.20.(土) 第32日目
 今日はクサラダンマ長老と私の食事のスピードについて書こうと思います。この問題はまだ十分考察が進んでいませんから、途中経過ということになります。スピードだけで言いますと、私が非常に速く、クサラダンマ長老はゆっくりです。土曜日と日曜日以外は、昼食は一緒にしませんから、主に朝食の比較です。6時5分くらいから朝食を初めますが、彼は6時40分には終わりません。私は6時40分から朝の読経が始りますので、6時25分くらいには終わります。(6時40分では少しせわしないので、今は木岡さんと相談して7時から読経を始めることにしました。)
 しかし、この違いは何なのか気にしています。食事を観察しながら行えば、ゆっくりになります。ですから、比丘としては、食事はゆっくりの方が一般的にはよいのです。
ですが、インドネシヤ人と日本人の違いかなとも考えました。先日私を含め日本人の男性7名とクサラダンマ長老と定食も出すソバ屋に行きました。その時、私は皆の食事のスピードを観察しました。私以外の日本人はすべて私以上に食事が速く、もちろんクサラダンマ長老は一番遅いのです。食事のスピードは、日本人は一部の例外を除いて、非常に速いということは言えます。一般のインドネシヤ人の食事時間についてのデータがないので何とも言えません。
クサラダンマ長老はいつも落ち着いています。これは見習うべきことです。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎私ワンギーサは、7月20日から10月15日まで、大阪府岸和田市のアラナ精舎で雨安居をしています。カテナ法要まではこちらに滞在することになります。それ以後についてはどこで生活するか分かりません。宜しくお願い致します。

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この記事へのコメント

kempsford
2016年08月21日 04:16
おはようございます。
「私のこころの汚れが『徐々に』に無くなりますように(慈悲の冥想フルバージョン)」。この「徐々に」の意味について、ワンギーサ長老の解説を読み、より鮮明に理解することができました。「心の問題点はいっぺんには直せないのです」。「一つずつならば直すことが可能なのです」。「ですからブッダは細かく、具体的に生臭について幾つも述べておられるのです」。「一つずつ根気よく」直します。ご指導ありがとうございました。
こころざし
2016年08月21日 08:06
おはようございます。
性格が良くない、と拝見し、怒ったり暴言を吐いたり手・足が出たりして嫌がられる方や、自分の利益のエゴでしか見れない様な方が浮かびました。また、六項目の生臭について、それらは本当に生臭の表現に合う事だなと実感致しました。
そのような事をしないように、自分に気が付き、戒めて参りたいです。
ワンギーサ長老・皆様の、今日も素晴らしい一日となりますように。

たか坊
2016年09月18日 02:30
今回も明るく楽しく学べたコトを嬉しく思います♪