牛の乳 体力・気力の もとだから かれらは牛を 殺さなかった<再297>

○ワン爺さんの独り言<297>
・・・
牛は大きいけれど、優しくて、
その乳からは
おいしいバターやチーズや
ヨーグルトが出来ますよ。


スッタニパータ297. 第2 小さな章 7.バラモン法経 14.

○中村元先生訳
297
それから(牛から生じた薬)は食料となり、気力を与え、
皮膚に光沢を与え、また楽しませてくれる。
(牛に)このような利益のあることを知って、
かれらは決して牛を殺さなかった。


○正田大観先生訳
300.(297) 
そのように、これら〔の牛たち〕は、〔わたしたちに〕食べ物を与え、かつまた、力を与え、
色艶を与え、安楽を与えてくれるものたちです。
この義(道理)たる所以を知って、
彼らは、まさに、牛たちを殺しませんでした。(14)


○パーリ語原文
299.
アンナダー        バラダー     チェーター
‘‘Annadā         baladā       cetā,
食物を与え        力を与え     また・それらは

ワンナダー    スカダー    タター
vaṇṇadā      sukhadā     tathā;
容色を与え   安楽を与え  そのように

エータマッタワサン   ニャトゥワー
Etamatthavasaṃ     ñatvā,
この利益の力を     知って

ナッス      ガーウォー    ハニンス    テー
Nāssu      gāvo        haniṃsu     te.
決してない  牛たちを     殺した      彼らは


○一口メモ
牛乳からは次のような製品が出来ます。
1. 乳
2. 酪(牛乳を煮詰めた練乳、コンデンスミルクのようなもの。)
3. 生酥(しょうそ)(生クリームでしょう。)
4. 熟酥(更に固めて固形にしたもの、つまりバター。)
5. 醍醐(バターとヨーグルトの中間のようなもの、チーズという説もある。)
これらは栄養に富み、身体の体力を増強し、肌のつやをよくして健康にしてくれます。また、美味しいので私たちを楽しませてくれます。昔のバラモンたちはこのことをよく知っていましたから、牛を決して殺さなかったのです。


○前回のこの偈の解説

牛の乳 体力・気力の もとだから かれらは牛を 殺さなかった<297>
http://76263383.at.webry.info/201312/article_13.html


○人生の万能薬(慈悲の瞑想)

生きとし生けるものは幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごことが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように

*この言葉を毎日唱えると幸福になれます。


~~~~~~お知らせ~~~~~~

◎大阪府岸和田市のアラナ精舎での雨安居は10月15日(土)で終了しました。アラナ精舎のカティナ衣法要は10月23日(日)に行われます。それ以後については11月3日のゴータミー精舎のカティナ衣法要に参加するために東京に行きますが、その後、しばらくこちら(岸和田)にしばらく滞在させて頂きたいと考えています。宜しくお願い致します。

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この記事へのコメント

kempsford
2016年10月19日 04:23
おはようございます。
「私の命は、他の生命によって支えられ、それでやっと生きている。みんなが忌み嫌う『細菌』だって、生命には不可欠の存在なのです。だから、すべての生命に感謝して、『生きとし生けるものが幸せでありますように』と念じるのは、当たり前のことなのです(スマナサーラ長老)」。「真理とは『生きとし生けるものが幸せでありますように』です(ワンギーサ長老)」。牛の恵みに感謝致します。ご指導ありがとうございました。
こころざし
2016年10月19日 07:26
おはようございます。
元気で乳が出るうちは飼われても、その後老化すると早期に処分・・になってしまうのかなと悲しく思った事があります。以前北海道に行ったとき牧場で、過去に有名な○○賞をとった馬、みたいなのでなければ老馬はいなかったように思います。殺さない、そして年老いても優しく接して上げれるような心意気、持って参りたいです。
ワンギーサ長老・皆様の、今日も素晴らしい一日となりますように。