諸仏世尊はただ一大事因縁によってのみ世に出現したまう(法華経方便品第二)

ワン爺さんの独り言(2017.1.1.)
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
今回は大乗仏教の経典からの正法の引用について述べてみます。
「諸仏世尊はただ一大事因縁によってのみ世に出現したまう(法華経方便品第二)」、この偈が正法の始めに引用されていますが、この言葉を解説するという訳ではなく、私がこの言葉が正法だったのかという因縁話しをしたいと思います。

私がテーラワーダ仏教にめぐり会う前は、日本で仏教と言えば大乗仏教だったのです。仏教に興味を持った私は般若心経の次に法華経も読みました。法華経を読みますと、私の印象では「この経には一番大切なことが書いてある。」と繰り返し述べられているように思いました。そこで私は何度も一番大切なことは何だろう?」と繰り返し読みました。しかし、法華経には一番大切なことが書いてあるとだけ繰り返し書いてあり、その内容は書いてない経だと思っていました。

しかし、2014年にSRKWブッダのホームページ「覚りの境地」
(アドレスhttp://www.geocities.jp/srkw_buddha/
にめぐり会って、「正法」の欄を読み、法華経の中の大切なこと(正法)が「諸仏世尊はただ一大事因縁によってのみ世に出現したまう(法華経方便品第二)」であることを初めて知りました。

実は、私は仏教を勉強するなかで、禅にも興味を持ち、中川孝著「六祖壇経」(タチバナ教養文庫)を読んでいたのですが、その中に法華経の中の大切なことを、禅の六祖である恵能が法華修行者の法達という僧に教える記事が書かれていたのです。私はそれを見逃していたのですが、そのことも「覚りの境地」を読んで初めて気づかされました。

この法達は六祖恵能に「和尚よ、私は『法華経』を7年読誦しておりますが、いつも心に疑問があります。また正しい教えのところがわかりません。和尚は智慧が広大であらせられます。どうか私のために疑いを解決して下さい。」と頼みます。恵能は「『諸仏世尊はただ一大事因縁によってのみ、この世に出でたもうた。』正しい教えはこの十六字である。(漢文では十六文字)この教えは、どのように理解し、どのように修行したらよいか。よく注意して聞きなさい。君のために解説してやるから。」と述べられた。法達は恵能の教えを聞くや、その言下に大悟し、感激の涙にむせんだそうです。このように「六祖壇経」に書かれていたのです。私は改めて、その箇所を読み直し、そうだったのかと思いました。正法はわかる人にしかわからないものだなと知りました。


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この記事へのコメント

MK
2017年01月01日 12:07
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

近頃思います。悟りの為に、仕事も家族も将来の希望も生活も、全て捨てられるだろうか?と。
そうなることを、人生の青写真の中に組み込めるだろうか?
でも、組み込まずにはいられない。組み込まない訳にはいかない。小手先の幸福ではない、真の幸福があるのなら、そこに向かいたい。と思っています。
三日坊主
2017年01月01日 13:57
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。父も「法華経には中身がない」と申していました。そして上座部を学んでました。さて、その法華経で大切な一行にズバリ、アンダーラインを引いて取り出せる方は、めったにいないでしょう。大乗仏典なんか時代錯誤、と私も思っていました。白隠さんが、コオロギの鳴き声を聞くまで、その価値に気づくことがなかったように。盲点をつかれました。