賢愚

ワン爺の独り言(2018年5月11日)
「愚者は、自分の愚かさに気がつかない。また、愚者は賢者を賢者であると認知することができず、以て自分の愚かさを矯めることができない。」とSRKWブッダは説かれます。
http://www.geocities.jp/srkw_buddha/udana121.htm



(以下引用)

【賢愚】



愚者は、自分の愚かさに気がつかない。また、愚者は賢者を賢者であると認知することができず、以て自分の愚かさを矯めることができない。

賢者は、自分の愚かさに気づく。また、賢者は愚者を愚者であると認知するが、それよりも先ず自分の愚かさを矯めようとするのである。

この世に本来賢愚の差はないが、愚者の道を転がり堕ちる者はさらに愚かとなり、賢者の道を歩む人はついに最高の境地に達する。



他人を賢者にすることはできない。ただ、自分自身を賢者の道に進ませることができるだけである。このとき、明知が信仰と念いと精神統一と意欲と努力とに結びついて、ついに無明を破ることを得るのである。

(以上引用)


*ワン爺のコメント
今回の感興句と直接関係ないかもしれませんが、SRKWブッダのtwlogで、面白い逸話を見つけましたからご紹介します。

(以下引用)

江戸時代を舞台にした逸話がある。あるところに、素質は充分だが勉強を怠り、遊びほうけている青年がいた。彼はすでに妻を娶っていたが、その日暮らしなのである。...見かねた長者は、考える。どうしたら、彼を立派な男にできるだろう。 ...

長者は考えた末、ある宝物を青年に贈ることにした。『君は宝物に興味があるかい?』長者は青年に問う。『ええ で、その宝物とは...?』長者は、見事な刀の鍔(つば)を青年に見せる。青年は言う。『これは見事』それは時の将軍の腰に差してある刀の鍔とお揃いのものだった。 

『欲しいのなら君にあげるよ』長者は鍔を青年に贈る。青年は、飛び上がって喜び、早速家に帰って、妻にそのことを報告する。彼はその鍔を箪笥の奥にしまい、毎日眺めては楽しんでいたが、どうしてもその鍔を刀に嵌めて腰に差してみたくなった。彼は自分の刀の鍔と交換した。

道行く人々が、彼の刀の鍔を感心して見る。『すごいものだねェ』『そうでしょう 将軍様とお揃いですよ』彼は得意である。 ... しばらくして、彼は思う。鍔は立派だが、刀はなまくらだ。彼は妻を説得して高価な名刀を手に入れた。名刀に鍔をはめ込み腰に差す。これでどうだ...

しばらくはそれでよかったが、彼はまた物思いに耽る。”刀は立派だが身なりはみすぼらしね...” 道行く人々がそう言っている気がして、彼は心穏やかでない。...彼は、さらに妻に頼み込んで着物を新調する。これでどうだ。 ...

しかし、しばらくすると彼はまたふさぎ込んでいる。数日間、彼は考えた末、妻と一緒に国元に帰る決心をかためた。長者は、聞く。『おや お引っ越しですか?』青年は答える。『ええ 国元に帰るんです』長者は問う。『何のために?』青年は、胸を張って答える....

『身なりは立派だが、頭の方はからっきしだと言われたくないので、国元の学問所で本気で勉強するつもりです!』決心は固いようだ。彼らを見送りながら、長者は密かにほくそ笑む。『どうやら鍔を贈ったかいがあったようじゃ』 * * *

後日談...それから数十年。青年は、すでに藩の重鎮として藩政を任されるまでになっていた。 ある日、彼よりも年上ではあるが部下の家老が訪ねてきて言う。『あなたはまことに才豊かで、運にも恵まれたお方ですなぁ』国元に帰郷した当時、藩主は改革の最中。人材が求められていた。

青年は、学問所を首席で卒業。藩主の信頼も厚く、ここまで順調に出世も果たし、それに見合った実績も上げてきたからである。家老が帰ったあと、彼はこれまでのことをふと振り返って思う。思えばすべてはこの鍔から始まったことだ。今もあの鍔は、彼の腰にあった。

彼は、突然すべてを理解する。そして、つぶやいた。『今の私があるのは、才能豊かだったからではない 運に恵まれたからでもない 私は、(私のことを思ってくれる)人に恵まれていただ...』 彼は、数日間もの思いに耽っていたが、ある決心を固めた。それは、...

(以上引用)




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