ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第30偈

30 たとい百歳を生きたとしても、終には死に帰着する。老いか、病いか、または死が、この人につきそって殺してしまう。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
昨日、ダンマパダの次の偈を引用しました。
110 素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、徳業があり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。
111 愚かに迷い、心の乱れている人が百年生きるよりは、智慧あり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。
112 怠り怠けて、気力なく百年生きるよりは、堅固につとめ励んで一日生きるほうがすぐれている。
113 物事が興りまた消え失せることわりを見ないで百年生きるよりは、物事が興りまた消え失せることわりを見て一日生きるほうがすぐれている。
114 不死の境地を見ないで百年生きるよりは、不死の境地を見て一日生きるほうがすぐれている。115 最上の真理を見ないで百年生きるよりは、最上の真理を見て一日生きるほうがすぐれている。
というわけで、人間は長生きしても100歳程度ですから、それよりすぐれた生き方をすべきです。

そのためには繰り返しますが、徳業があり思い静かに生きるか、智慧あり思い静かに生きるか、堅固につとめ励んで生きるか、物事が興りまた消え失せることわりを見て生きるか、不死の境地を見て生きるか、最上の真理を見て生るか、すべきでしょう。
 


この記事へのコメント

toshi
2018年06月16日 08:02
深遠なる「ブッダの理法」も、「移ろうものについて執著を離れる」という観点がなければ何の意味も持たない。・・・「諸々の作られた事物は実に無常である。生じ滅びる性質のものである。それらは生じて滅びるからである。それらの静まるのが安楽である。」(『感興のことば』第3偈)