ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第19偈

19 眠れない人には夜は長く、疲れた人には一里の道は遠い。正しい真理を知らない愚かな者にとっては、生死の道のりは長い。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
この感興句はダンマパダ60偈と同じです。この偈の解説は2回しております。そのアドレスは次の通りですが、今回読み直してみると、現在とは少し解釈が違います。
http://76263383.at.webry.info/200912/article_13.html
http://76263383.at.webry.info/200902/article_9.html

前回の解釈では前半も詳しく説明していましたが、それにはそれほど重要な意味はなく、後半の「正しい真理を知らない愚かな者にとっては、生死の道のりは長い。」が重要なのです。

「正しい真理」を前回は「四聖諦」と解釈していましたが、SRKWブッダの説かれておられる「正法」と理解すべきです。
http://www.geocities.jp/srkw_buddha/syouhou.htm

「生死の道のり」とは、生まれて死ぬことを繰り返すことで輪廻を意味します。パーリ語ではサンサーラとなっており、輪廻を意味するのです。

さて、輪廻とは生まれ変わりを意味するのですが、人生を苦だと理解できない人は輪廻を嫌なものとは思えないでしょうが、人生の苦しみを理解した人は輪廻から脱出したい、つまり解脱したいと思うはずです。その時必要なものが正法なのです。正法を知らない人は解脱できないのです。ですから、正法を知らない人にとっては、輪廻が繰り返され、長く続くのです。


この記事へのコメント

toshi
2018年06月06日 06:45
 「・・・生死の道のりは長い」。・・・「果てしなく続く苦の連鎖」(輪廻)を脱するには「「覚り=解脱」(ニルヴァーナ)の達成」しかないと、私(自分)は「その道」を独り歩む決心をしました。