ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第20偈

20 「わたしには子がいる。わたしには財がある」と思って愚かな者は悩む。しかし、すでに自分が自分のものではない。ましてどうして子が自分のものであろうか。どうして財が自分のものであろうか。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
今回の感興句の言葉は、非常に痛快に感じられます。いろいろ、グズグズ悩んでいる人々を見て、ブッダはこのように思ったのでしょう。

これは確かに感興句であります。誰かを慰めようとか、説得しようとしたものではないと思います。ただ真実を述べたのでしょう。悩んでいる人にこよのよう言っても、何を言われたのか理解できないでしょう。

しかし、これは確かに真実です。すでに自分が自分のものではないのです。

この感興句はダンマパダ62偈と同じです。この偈について私はすでに解説していました。その時私はこの偈は感興句であるという認識はありませんでした。しかし、参考のためにアドレスを記載しておきます。
http://76263383.at.webry.info/200912/article_15.html
http://76263383.at.webry.info/200902/article_11.html

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