ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第1章 無常 第22偈

22 いくら財産を貯えても、最後には尽きてなくなってしまう。高い地位身分も終には落ちてしまう。結びついてものは終には離れてしまう。生命は終には死に至る。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
昨日の感興句は「男も女も幾百万人と数多くいるが、財産を貯えたあげくには、死の力に屈服する。」でしたから、今日の感興句の「いくら財産を貯えても、最後には尽きてなくなってしまう。」とほぼ同じです。今回の句では、さらに「高い地位身分も終には落ちてしまう。」と地位身分についても言及されています。まとめて、「結びついてものは終には離れてしまう。」となっています。

「結びついているもの」と言えば、他にも、若さ、容姿、体力、能力、家族や友人などがあります。これらのものも終には離れてしまいます。

しかし、20偈で述べられていましたように、「すでに自分が自分のものではない。」のですから、悲しむに及ばないのです。


この記事へのコメント

toshi
2018年06月09日 11:14
SRKWブッダのTwilogに次の教えが説かれておりました。・・・「分からなかったことが分かるようになるのは楽しいことである。その一方で、真実を知ることは楽しいことばかりではない。見たくないものを見なければ、真実の真相に迫れないこともあるからである。それでも、真実を知ることは最高であると説かれる。真実によって覚るからである。」(2013.5.6)