ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第2章 愛欲 第14偈

14 欲望によっては満足することがないから、明らかな知慧をもって満足するほうが優(すぐ)れている。明らかな知慧をもって満足する人を、愛執が支配することができない。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「欲望によっては満足することがない」ことを、少し先取りして言えば、ウダーナヴァルガ第2章17偈に、「たとえ貨幣の雨を降らすとも、欲望の満足されることはない。」と述べていることからもわかります。一方、昨日掲載した13偈では、「明らかな知慧によって満足した人々は、実に満足している。」のですから、「明らかな知慧をもって満足するほうが優(すぐ)れている。」のです。

「明らかな知慧をもって満足する人を、愛執が支配することができない。」・・・愛執とは我がものという思いです。明らかな知慧をもって満足する人は愛執を克服しているのです。

ウダーナヴァルガの次の第3章は「愛執」です。それをまとめて学習することになります。

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