ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第3章 愛執 第7偈

7 衆生は愛執に縛られて、移りかわる生存に心がなずんでいる。人々は悪魔によって軛(くびき)に結ばれ、安穏を失い、生死のうちに落ちて来る。もろもろの軛は実に超克し難いものだ。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
人々は、すべて我ものという思いに縛られていて、輪廻の世界に馴染んでいるのです。輪廻の世界は悪魔の支配する世界です。

悪魔の使う軛は、悪魔の軍隊とも言われ、次の8つのものです。
1)欲望 2)嫌悪 3)飢渇 4)妄執 5)惰眠 6)恐怖 7)疑惑 8)傲慢

これらによって、人々は安穏を失い、「生死のうちに落ちて来る」とは輪廻を繰り返すという意味です。

悪魔の軛とは実に克服し難いものだと述べておられるのです。


この記事へのコメント

toshi
2018年07月22日 07:36

 「あるものをあるがままに見る(観る)」(「如實知(智)」あるいは「如實知見」)その明知が、自らを「覚り=解脱」(ニルヴァーナ)の境地へと導いてゆく。・・・「人と世の真実を見極め、さらに真実を知ろうと熱望する人が、次第次第に功徳を積んで、ついに定を完成させる。このとき、因縁があれば解脱が起こる。」(「SRKWブッダTwilog」(2017.1.24)より引用)