ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第2章 愛欲 第13偈

13 諸の欲望にしたがっているあいだは、心が満足を得ることが無かった。しかし欲望から退き休止することを反省して見て、明らかな知慧によってよく満足した人々は、実に満足しているのである。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
ダンマパダ326偈は「この心は、以前には、望むがままに、欲するままに、快がままに、さすらっていた。今やわたしはその心をすっかり抑制しよう、(以下略)」ですが、何故心を抑制しようとしたのかという問題の答えが、今回の感興句のような気がします。

すなわち、明らかな明らかな知慧によって、欲望から退き休止した人々は、実によく満足しているからです。

ダンマパダ326偈について何回か解説していますが、興味のある方は次のアドレスの記事をお読み下さい。
http://76263383.at.webry.info/200908/article_18.html

この記事へのコメント

SRKWブッダ
2018年07月09日 11:09
休止することを反省(=省察)して見て:

ここで「休止」とは、

○ 神が問う :「あなたは、生ける者どもの解脱、解き放たれること、遠ざかり離れることを、どうして知っているのですか」  釈尊が答える :「『歓喜の愛に基づく生存が尽き、表象や意識作用も尽きるが故に、感受作用が止滅するが故に、静止がある』 友よ、私は、生ける者どもの解脱、解き放たれること、遠ざかり離れることを、このように知っているのです」(サンユッタ・ニカーヤⅠ・中村元訳)の「静止」の意。

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