ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第4章 はげみ 第10偈

10 智慧乏しき愚かな人々は放逸(わがまま)にふける。しかし心ある人は、つとめはげむのをまもる。__隊商の統領が財宝(たから)を(大切に)まもるように。

(ダンマパダ26 智慧乏しき愚かな人々は放逸にふける。しかし心ある人は、最上の財宝(たから)をまもるように、つとめはげむのをまもる。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「智慧乏しき愚かな人々」とは、ブッダが人々をばかにして述べた言葉ではありません。むしろ憐れみを持って述べた言葉です。事実は事実をありのままに述べたのです。

なぜなら、長い人類の歴史を見ればわかります。戦争を繰り返し、今でも世界のどこかで紛争が起きているのです。これらは遠い地域の出来事ではなく、日本国内でも紛争、争いは毎日のように起きています。争いでは幸せになることはできず、不幸になるだけなのです。これらは愚かな事なのです。

しかし、これらのことは他人事ではありません。自分の心の中に、争いの種がないかどうか注意して、観察してください。油断していると心の中に、争いの種が現れます。そして争いが起きるのです。

「つとめはげむのをまもる。」とは、自分の心の中に争い種が現れないように注意していることです。
ですから、心ある人は、愚かなことをしないように、つとめはげむのをまもるのです。


この記事へのコメント