ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第4章 はげみ 第11偈

11 叡智の無い愚かな人々は放逸の状態をつづけている。つとめはげむ人は、つねに瞑想し、汚れの消滅を達成する。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「放逸の状態をつづけている」の放逸について訳者の中村先生は、わがまま、なおざり、よこしま等の読み方を示しておられます。気をつけていない事ですが、その状態にあると、わがまま、なおざり、よこしま等の状態になるのです。

それに対してつとめはげむ人は、不放逸な人ですが、この人は気をつける人です。彼はわがまま、なおざり、よこしま等の心が現れる事に気づいて、それを止めるのです。

「つねに瞑想し」という言葉には注意しなければいけません。瞑想と言われるものにもいろいろあります。瞑想について、SRKWブッダは次のように述べておられます。
「(狭義の意味で)瞑想しても覚ることが出来るとは言えない。しかしながら、(広義の意味で)瞑想を機縁として覚る人があるとは言える。微妙であるが、本質は別に難しいことではない。」

ダンマパダ271、273にも、次のような言葉があります。
「わたしは、出離の楽しみを得た。それは凡夫の味わい得ないものである。それは、戒律や誓いだけによっても、また博学によっても、また瞑想を体現しても、また一人離れて臥すことによっても、得られないものである。修行僧よ。汚れが消えない限りは、油断するな。」


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