ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ)第4章 はげみ 第9偈
9 世俗的であっても、すぐれた正しい見解をもっているならば、その人は千の生涯を経ても、地獄に堕(お)ちることがない。
(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)
*ワン爺のコメント
この偈は、解脱やニルヴァーナ等に興味がない人でも、「地獄にだけは堕ちたくない」と思っている人に「正しい見解とは何か?」と思わせる偈です。
そこで「正しい見解」について、SRKWブッダの述べた言葉を調べてみました。
(以下引用)
知識が多くても、誤った見解を抱く者は、愚者と呼ばれる。 知識が少なくても、正しい見解を持つ人は、賢者の部類に入る。 人は、正しい見解を先導者として安らぎに至る。こころある人は、知識に頼らずに真実を真相を見極めよ。
意欲が多くても、誤った見解を抱く者は、邪であると言われる。意欲が少なくても、正しい見解を持つ人は、確実に功徳を積む。人は、正しい見解を先導者として安らぎに至る。こころある人は、意欲に振り回されずに静けさをめざせ。
学識豊かな人は、できないことをできないと言う。また、学識豊かな人は、できることをできる筈だと主張する。いかなる苦行によってもしあわせになることはできないという見解が一つの正しい見解である。そして、人は誰もが覚り得るというのが、学識豊かな人の正しい覚知である。どちらも見事である。
世人の多くは、自分が正しいと思っている。しかしながら、実際にはそうではないので覚れないでいるのである。ある世人は、自分が正しくないのではないかと考える。しかしながら、それだけでは正しい考えに到達することはできない。真実を知ろうと熱望する人が、ついに正しい見解に達する。
人々(衆生)が、「こうすれば覚れるだろう」とか「それは覚りの役に立つだろう」などと考えても、それらはすべて違っている。では何が正しい見解であるのか? 正法が、正しい見解である。あとは、正法の通りに真実を理解できるかどうかである。
修行者にとって、正しい見解は先導者と呼ばれる。①仏は世に本当に存在し得る ②衆生は誰もが仏になり得る道がある ③自分自身、修行すれば(功徳を積めば)覚り得る 正しい見解は、これら三つのことがらへの信を損なうこと無く、むしろ疑惑が消え去る過程でなければならない。
(以上引用)
「正しい見解」について、正しく理解すれば、地獄に落ちないどころか、解脱し、ニルヴァーナに達することがわかります。
(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)
*ワン爺のコメント
この偈は、解脱やニルヴァーナ等に興味がない人でも、「地獄にだけは堕ちたくない」と思っている人に「正しい見解とは何か?」と思わせる偈です。
そこで「正しい見解」について、SRKWブッダの述べた言葉を調べてみました。
(以下引用)
知識が多くても、誤った見解を抱く者は、愚者と呼ばれる。 知識が少なくても、正しい見解を持つ人は、賢者の部類に入る。 人は、正しい見解を先導者として安らぎに至る。こころある人は、知識に頼らずに真実を真相を見極めよ。
意欲が多くても、誤った見解を抱く者は、邪であると言われる。意欲が少なくても、正しい見解を持つ人は、確実に功徳を積む。人は、正しい見解を先導者として安らぎに至る。こころある人は、意欲に振り回されずに静けさをめざせ。
学識豊かな人は、できないことをできないと言う。また、学識豊かな人は、できることをできる筈だと主張する。いかなる苦行によってもしあわせになることはできないという見解が一つの正しい見解である。そして、人は誰もが覚り得るというのが、学識豊かな人の正しい覚知である。どちらも見事である。
世人の多くは、自分が正しいと思っている。しかしながら、実際にはそうではないので覚れないでいるのである。ある世人は、自分が正しくないのではないかと考える。しかしながら、それだけでは正しい考えに到達することはできない。真実を知ろうと熱望する人が、ついに正しい見解に達する。
人々(衆生)が、「こうすれば覚れるだろう」とか「それは覚りの役に立つだろう」などと考えても、それらはすべて違っている。では何が正しい見解であるのか? 正法が、正しい見解である。あとは、正法の通りに真実を理解できるかどうかである。
修行者にとって、正しい見解は先導者と呼ばれる。①仏は世に本当に存在し得る ②衆生は誰もが仏になり得る道がある ③自分自身、修行すれば(功徳を積めば)覚り得る 正しい見解は、これら三つのことがらへの信を損なうこと無く、むしろ疑惑が消え去る過程でなければならない。
(以上引用)
「正しい見解」について、正しく理解すれば、地獄に落ちないどころか、解脱し、ニルヴァーナに達することがわかります。
この記事へのコメント
https://noritsu.seesaa.net/article/201808article_9.html