ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第8章 ことば 1偈

1 いつわりを語る人は地獄に堕(お)ちる。またこの世で自分が言ったのとは異なった行いをなす人も地獄に堕ちる。この両者は死後にひとしくなると説かれている。___来世ではともに下劣な業(ごう)をもった人々なのであるから。

(ダンマパダ306 いつわりを語る人、あるいは自分がしておきながら「わたしはしませんでした」と言う人、___この両者は死後にひとしくなる、___来世では行いの下劣な業(ごう)をもった人々なのであるから。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「第7章善い行い」では、身体と言葉と心の行いに分けて考えてきました。「第8章ことば」ではこのうちの「ことば」に詳しく考察することになります。

そこでまず、「いつわりを語る」ことについてです。悪いことをする人が地獄に落ちるのですから、いつわりを語ることは悪い事なのです。(悪いこととは、自分が不幸になることです。)
ですから、いつわりを語らない方がよいのです。以前にも書いたことがありましたが、自分の趣味は「嘘をつくことだ。」と平気でテレビで言っていた有名人がいましたが、無知であることは恐ろしいことだと思いました。

「自分が言ったのとは異なった行いをなす人」この意味は、ダンマパダの文章の方が分かりやすいかもしれません。つまり、「自分がしておきながら『わたしはしませんでした』と言う人」のことです。つまり、いつわりを語っているのです。この人も地獄に堕ちるのです。

「この両者は死後にひとしくなると説かれている。」の「説かれている」と書かれているのは、ダンマパダで述べられているからでしょう。

「来世ではともに下劣な業(ごう)をもった人々なのであるから。」・・・いつわりを語ると言うことは下劣な業を持つということになるという事です。

下劣な業を持つと地獄に堕ちるのです。いつわりを語らず、真実を語ると上等な業を持つことになり、天界あるいは人間界に転生する事になります。


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