ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第8章 ことば 9偈

9 すでに(他人が)悪いことばを発したならば、(言い返すために)それをさらに口にするな。(同じような悪口を)口にするならば悩まされる。聖者はこのように悪いことばを発することはない。愚か者が(悪いことばを)発するからである。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
ダンマパダ133は、次のような言葉です。
「荒々しいことばを言うな。言われた人々は汝に言い返すであろう。怒りを含んだことばは苦痛である。報復が汝の身に至るであろう。

ついでに、次の134番も引用しておきましょう。
「こわれた鐘のように、声を荒らげないならば、汝は安らぎに達している。汝はもはや怒り罵(ののし)ることがないからである。」

他人が自分に荒々しいことばを投げかけても、じっと耐え忍ぶべきです。多くの人々は他人から荒々しいことばを投げかけると、すぐにそれに反応して、自分も相手に荒々しいことばを返します。それでは人格が向上しません。修行になりません。

他人から悪口・荒々しいことばを言われた時が、修行のチャンスです。その時、じっと耐え忍ぶのです。そう考えると荒々しいことばを言ってくれる人は、修行のチャンスを与えてくれるのですから、ありがたいですね。そのように思うと、耐え忍びも楽しくなります。



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