ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第10章 信仰 1偈

1 信じる心あり、恥を知り、戒しめをたもち、また財をわかち与える___これらの徳行は、尊い人々のほめたたえることがらである。「この道は崇高なものである」とかれらは説く。これによって、この人は天の神々の世界におもむく。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
今回から「第10章信仰」が始まります。信仰とは何か? 信仰とは何を信じることか? 信仰がなぜ必要なのか? 等について学ぶことになります。

今回の1偈の「信じる心」が信仰ですが、何を信じるのでしょうか? それを学んでいきましょう。

ところで、SRKWブッダは電子書籍「信仰」を出版しています。
http://p.booklog.jp/book/44135

信仰に関する正しい理解を得るために大変有益ですので、是非全体を読んで頂きたいと思いますが、その出だしを引用します。
(以下引用)
はじめに

信仰は、最上の富であると説かれる。人は、信仰によって激流(妄執)を超え、不滅の安ら ぎ(ニルヴァーナ)に到達するからである。そして、それはいかなる世俗の財によってもできな いことである。信仰だけが、それを為し遂げるものである。

しかしながら、この世には、正しい信仰を持ち、保っている人は極めて少ない。多くの人々は 、信じるに値しないもの、教えならざるものを信じ、奉じているからである。しかも、それによ って苦の輪廻を繰り返している。それが、人々(衆生)のありさまである。

本書は、信仰の真実について余すところなく書いたものである。聡明な人は、本書を読んで信 仰のあるべきすがたを知り、体得するであろう。

そこにおいてこそ修行が為され、覚りの機縁が現れ、因縁を生じ、ついに一切の苦悩からの解脱を果たす。これが道の歩みの真実であり、正しい信仰の帰結である。

安らぎに至る道について、何が何だか分からなくなって、信仰そのものについてどうあるべき か混乱している人はぜひ本書を読んで欲しい。聡明な人は、確かな灯りを手に入れるであろう。 その灯りが道を照らし、転倒したこの世の真実を明らめてくれるだろう。その行く手に、不滅の 安らぎ(ニルヴァーナ)が存在している。

覚りの道の最後の最後に必要なものこそ、信仰である。人は、信仰によって激流(妄執)を 超え、しあわせの彼岸に渡るのであるからである。
(以上引用)

現代は、科学の時代、理性の時代と言われ、信仰を否定する考え方も多いのですが、最後は信仰が非常に大切であると私は考えております。また、現代は、科学の時代、理性の時代と言われながらも、間違った信仰を持つ人々も多く、そのために苦しんでいる人々も多いのです。正しい信仰を持つことが重要です。



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