ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第9章 行ない 8偈

8 人がもしも善または悪の行ないをなすならば、かれは自分のした一つ一つの業の相続者となる。実に業は滅びないからである。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
この偈は、どんな行ないもその場限りのものではない、必ずその行ないの影響を受けることを説いているのです。ですから、どんな行ないも注意深く、慎重に行なうべきことを説いているのです。

SRKWブッダの理法に「偶然ではない」がありますが、このことも行ないの積み重なりが影響し、業が滅びないからでしょう。
http://srkw-buddha.main.jp/rihou292.htm

(以下引用)
【偶然ではない】


この世には、何一つ偶然はない。人々(衆生)にとっても、修行者にとっても、覚者にとってもそうである。

そのときに誰かと出会ったのは、まさにそのときでなければならないからなのである。それを覚りの機縁とする人もあれば、それを無為にやり過ごしてしまう者もある。

気をつけている人が、その機縁を正しく機縁と為す。ことに臨んだそのときが、この世においていつでも生じ得るの理由は、気をつけている人があるからである。つまり、まるで偶然に見えて、実は偶然ではないのである。

こころある人は、それ以前のことも、それ以後のことも考えず、ただ目の前のことだけを考える。そこに偉大なる智慧が出現する。その刹那に、一切の心の動揺を静めて、定を為す人があるからである。

[補足説明]


「一円の公案」は、この機微を示唆するものである。
(以上引用)

また、「業の相続」に関して、中部経典の根本法門の章第3法相続経は参考になります。






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