ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第11章 道の人 15偈

15 この世では悪を取り除いたので<バラモン>(婆羅門)と呼ばれ、不吉なことが静かに休まっているので<道の人>(沙門)と呼ばれ、おのれの汚れを除いたので、<出家者>と呼ばれる。

(ダンマパダ388 悪を取り除いたので<バラモン>(婆羅門)と呼ばれ、行ないが静かにやすまっているので<道の人>(沙門)と呼ばれる。おのれの汚れを除いたので、そのゆえに<出家者>と呼ばれる。)

以上第11章 道の人 

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
ダンマパダ388偈について、以前次のアドレスのブログ記事で解説しました。
https://76263383.at.webry.info/200909/article_30.html


(以下ほぼ引用)
388偈はパーリ語では、パロディー訳のようなものですので、日本語訳はできません。パーリ語原文でその感じを感じて下さい。(上記ブログ記事にあります。)

釈尊のユーモアのセンスは抜群で、しかもそれはけして無駄話しではないのです。聞いている人の心を和ませて、真理を学ばせるのです。ですから、バラモンはバラモン族に生まれたから、バラモンではない。悪を排除したから、バラモンであると教えているのです。修行者は、苦行をするから、修行者ではない、行いが静かだから、修行者だと言います。また、出家者は家を出たから、出家者ではない、心の垢(煩悩)を落としたので、出家者と呼ばれると教えているのです。

ブッダの言葉はすべて、単なる言葉遊びではないのです。どんな時もことの本質を私たちに教えています。
(以上ほぼ引用)

ウダーナヴァルガ11章15偈では、「行ないが静かにやすまっているので<道の人>(沙門)」が「不吉なことが静かに休まっているので<道の人>(沙門)」となっていますが、ほぼ同じ内容だと思います。不吉なことが静かに休まっているのは、行ないが静かに休まっているからです。


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