ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第12章 道 1偈

1 明らかな知慧によって四つの尊い真理を見る時には、この人は迷える存在の妄執を破り催く道を明らかに知る。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
本日から、道について学ぶことになります。仏教で道といえば完全なる安らぎ(ニルヴァーナ)に至る道です。

「迷える存在の妄執を破り催く道」とは、完全なる安らぎ(ニルヴァーナ)に至る道です。その道は「四つの尊い真理を見る時」に知ることができるのです。

「四つの尊い真理」とは通常「四聖諦」と言われています。

四聖諦について、SRKWブッダは電子書籍「仏教の心髄」の中で次のように述べておられます。
(以下引用)
四聖諦とは、四つの聖なる真理という意味である。通常、苦・集・滅・道の四つを挙げる。そ れぞれ、次のように要約される。

苦諦:苦があるという真理@
集諦:苦には原因があるという真理
滅諦:苦は滅することができるという真理
道諦:苦を滅する道が存在するという真理

仏たちがこれらを説くのは、人々(衆生)が苦に安住していながら、そのことについての自覚 がないことを憂えてのことである。仏たちには苦は存在しない。そして、人々(衆生)もまた覚れば苦を抜くことができ、そのことそれ自体は保証されている。四聖諦は、それが誰にとっても そうであることを説くのである。

素質豊かな人は、これだけ聞いただけで覚りを求める心を起こすだろう。そのような人は四聖諦についてこれ以上追求する必要はない。四聖諦は、人々(衆生)に覚りを求める心を起こさせることを目的として説かれたものだからである。
(以上引用)


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