ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第12章 道 3偈

3 この世においては、実相を洞察するに至る知慧が、最もすぐれている。それによってひとは、生まれと死の尽きてなくなることを正しく明らかに知る。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「この世においては、実相を洞察するに至る知慧が、最もすぐれている。」とは、世の人々は実相を正しく見てないという事です。例えば、苦を苦と見ていない事です。苦を楽とみて、苦に安住している事です。ですから、苦をなくすことができないのです。

苦を苦と洞察し、苦をなくすことができれば、それは素晴らしい事ですから、またその苦を洞察するためには知慧が必要なのです。ですから、その知慧が最もすぐれていると述べられているのです。

「生まれと死の尽きてなくなること」とは、生まれては死ぬという輪廻を繰り返すことがないということ、すなわち解脱するという事です。



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