ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第12章 道 5偈

5 「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と明らかな知慧をもって観(み)るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

(ダンマパダ277 「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と明らかな知慧をもって観(み)るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
諸行無常という四文字熟語があり、その言葉は平家物語の出だしの言葉として有名です。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。

この諸行無常の意味は「一切の形成されたものは無常である」ということになります。これをもう少し、砕いて言うと、「この世の中はすべて作られたものであり、変化、消滅する」という意味になります。

5偈の「明らかな知慧をもって観(み)るときに」とは具体的には、SRKWブッダの次の言葉が参考になります。
(以下引用)
この世は、すべて作られたものである。そして、無常である。しかしながら、無常であるゆえに苦もまた滅ぼすことができる。このことが、この世において覚り(=解脱)得る根拠となっている。精進する人は、悪をとどめ、苦を滅するであろう。それが覚りに他ならない。
(以上引用)

「ひとは苦しみから遠ざかり離れる。」これは人が解脱するという事です。そして、これが人が清らかになるということなのです。


この記事へのコメント