ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第13章 尊敬 2偈

2 愚かな者は知識が生じても、ついにかれには不利なことになってしまう。それは愚かな者の好運(しあわせ)を滅ぼし、かれの頭を打ち砕くであろう。

(ダンマパダ72 愚かな者に念慮(おもい)が生じても、ついにかれには不利なことになってしまう。その念慮は彼の好運(しあわせ)を滅ぼし、かれの頭を打ち砕く。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
ダンマパダ72については、以前解説したことがあります。
https://76263383.at.webry.info/200912/article_23.html

ウダーナヴァルガの第13章2偈では「知識」と訳されているところは、ダンマパダ72では「念慮(おもい)」となっていますが、パーリ語ではñattaです。辞書によるとどちらの訳語も記載されていますので、同じ意味だと考えてよいのです。

以前の解説では、原子力を例にあげました。愚かな者が考えると、原子爆弾を考えますが、賢い人は原子力の平和利用を考えるのです。
そのような例ではなくとも、日常生活で自分が愚か者になっている時は、すなわち、欲に眼が眩んでいる時、怒りで自己を忘れている時などです。このような時は必ず、大きな失敗をします。

このことを、子供のためのダンマパダで書きました。

怒った時に考えると
悪いことばかり考える
自分が不幸になることばかり。
落ち着いたら考えよう。



この記事へのコメント

toshi
2018年12月31日 11:28
ワン爺 様
 今年1年、ブログの更新大変お疲れ様でした。・・・とても楽しませて頂きました。
 来年も、元気に更新を続けられますよう願っております。