ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第11章 道の人 13偈

13 頭を剃ったからとて、身をつつしまず、偽りを語る人は、<道の人>ではない。欲望と貪りにみちている人が、どうして<道の人>であろうか?

(ダンマパダ264 頭を剃ったからとて、いましめをまもらず、偽りを語る人は、<道の人>ではない。欲望と貪(むさぼ)りにみちている人が、どうして<道の人>であろうか?)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
「第11章 道の人」の1偈で説明しましたように、<道の人>とは沙門の事ですが、沙門は広辞苑によれば、「出家して仏門に入り道を修める人」ですが、訳者の中村元氏は<道の人>と訳されています。

見た目では、頭を剃ったら出家して仏門に入ったように見えますが、大切なことは道を収めることです。ですから、身をつつしまず、偽りを語る人は、<道の人>とは言えないのです。

ここで、SRKWブッダの<道の人>に関する言葉を少し引用します。

(以下引用)
預流果に達した人は、〈道の人〉がすべからく仏法を用いると言うことを完全に理解している。また、預流果に達した人は、修行者はゆっくりと邁進すべきことを完全に把握している。そうして、預流果に達した人は、まっすぐにニルヴァーナへと向かう。

孤独の境地に励む修行者は、非難をも賞賛をも超えていて、まっすぐに道を歩む。これを見て、〈道の人〉はその歩みの正しさを称賛する。彼は〈すぐれた人〉と呼ぶに相応しい。
(以上引用)

<道の人>とは<すぐれた人>とも言えるのです。

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