ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第13章 尊敬 14偈

14 ところで、この世で食物や飲料を(多く)所有している人は、たとい悪いことを行なっていても、かれは(愚かな)人々から尊敬される。

(テーラガーター130 ところで、この世で食物や飲料を(多く)所有している人は、たとい悪いことを行なっていても、かれは(愚かな)人々から尊敬される。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
今回の偈は、昨日掲載した13偈の続きであります。つまり、三種の明知を体現し、死を打ちのめし、汚れを無い者、すなわち解脱した仏(ブッダ)であっても愚か者は尊敬しない。愚かな者の尊敬する人は、食物や飲料を(多く)所有している人であると述べられているのです。

愚かな者は、たらふく飲み食いできることに価値を置いているのです。それでは犬や猫と変わりがありません。本当の幸せとは何かを考える必要があります。

ところで、昨日の偈の「死を打ちのめした者」とはどのような人か疑問の方もおられると思いますので、説明しまします。生きていると必ず死にますから、生きていることをやめることです。これは死ぬことではありません。解脱して、輪廻をやめることです。そうすれば、もう生まれ変わる事はありませんから、死ぬことはないのです。




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