ブッダの感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第13章 尊敬 10偈

10 もしも楽しく生きようと欲するならば、修行者のつとめに注視して、互いに満足せよ。唯一の真理(=ブッダの教え)を念じて修行せよ。

(テーラガーター230 もしも楽しく生きようと欲するならば、修行者のつとめに注視して、互いに満足せよ。唯一の真理(ブッダの教え)を念じて修行せよ。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*ワン爺のコメント
今回の偈の前半は、前回と同じです。

「お互いに満足せよ。」とは、これはブッダが弟子たちに話している言葉ですから、お互いには皆さん位の意味でしょう。満足せよが大切です。どんなものでも満足しなさいということです。

「唯一の真理(=ブッダの教え)を念じて修行せよ。」について、「唯一の真理」には、訳者の中村元氏は、ブッダの教えと説明しています。テーラガーターの注釈書(パラマッタ・ディーパニー)には、不放逸と書いてあります。不放逸とは、気をつけていることです。

結局、どんなものにも、どんなことにも満足して、気をつけていなさいということになります。
ここで、SRKWブッダの満足に関する言葉をいくつか引用しましょう。
(以下引用)
欲に引かれている間は満足することがない。執著を離れ、欲を捨て去ってこそ満足する。世俗のいかなる道を極めようとも満足を得ることはできない。この円かなやすらぎ(=ニルヴァーナ)に到達して満足を得るのである。 

優劣や勝敗にこだわっている間は満足することがない。平等を知り、勝ち負けを捨て去ってこそ満足することができる。そこは無上の安らぎである。そこに至れば憂いがない。 

人は楽しみがあるから生きてゆける。その楽しみとは、三つのことである。1:接触 2:知的考察 3:食事 ところで、やすらぎを楽しみとする人は最高の満足を得る。それは誰にも邪魔されず、奪われることもないものだからである。 
(以上引用)




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