感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第19章 馬 14偈

14 実に自己は自分の主(あるじ)である。自己は自分の帰趨(よるべ)である。 故に自分を制御せよ。___御者が良い馬を調教するように。 

(ダンマパダ380 実に自己は自分の主(あるじ)である。自己は自分の帰趨(よるべ)である。 故に自分をととのえよ。___商人が良い馬を調教するように。)

                 以上第19章 馬 

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント
よく考えれば、自分の行為はすべて自分が選択して行ったものです。この自分には無意識の自分も含みます。例えば、脅されから行った盗みをしたと言っても、脅しに負けずに盗みをやらないこともできるのです。しかし、脅しに負けて盗みをしたのは最終的に自分がそれを選択したのです。その意味で自分は自分の主人なのです。自分の行為は他人の責任にはできません。そのことを自覚する必要があります。

そして、その行為の結果も自分が引き受けるのです。けして、他人が引き受けてはくれません。これは悪い行為についても、善い行為についても言えることです。善い行為をすれば、その果報は自分が受けることになります。この果報は王も盗賊も盗むことができないのです。

「故に自分を制御せよ。」ということになるのです。自分を正さなければ、悪行為を避けて、善行為ができないからです。


 

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