感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第18章 花 6偈、7偈

6 うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実(み)のりがない。

7 うるわしく、あでやかに咲く花で、しかも良い香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実(み)のりがある。


(ダンマパダ51 うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。)
 
(ダンマパダ52 うるわしく、あでやかに咲く花で、しかも香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実りがある。)

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント
この二つの偈の喩えについて、注意してください。私は以前誤解していました。

「うるわしく、あでやかに咲く花」の例えは、「実行している人」です。実行している人でも、正しく実行している人と、正しく実行していない人がいるのです。

(私の以前の誤解は、「うるわしく、あでやかに咲く花」を「善く説かれたことば」の喩えとしていました。)

正しく実行している人を「良い香りのあるもの」と言っているのです。正しく実行していない人は「香りのないもの」と言っているのです。

正しく実行している人には、実り(解脱)があるが、正しく実行していない人には実り(解脱)がないと言っているのです。

7偈の訳語「それを実行する人には、実(み)のりがある。」と書いてあり、「正しく実行する人には、実りがある。」とは書かれていませんから、誤解しやすいですが、原文のパーリ語では正しい実行と書いてあります。

実行しない人は論外ですが、正しく実行する人とは、善く説かれたを正しく理解して、心構えが正しく実行する人です。



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