感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第18章 花 14偈、15偈、16偈

14 花を摘(つ)むのに夢中になっている人を、死がさらって行くように、___眠っている村を、洪水が押し流して行くように、____

15 花を摘(つ)むのに夢中になっている人が、未だ望みを果たさないうちに、死神がかれを征服する。

(ダンマパダ47 花を摘むのに夢中になっている人を、死がさらって行くように、眠っている村を、洪水が押し流して行くように、___ )

(ダンマパダ48 花を摘(つ)むのに夢中になっている人が、未だ望みを果たさないうちに、死神がかれを征服する。)

16 花を摘(つ)むのに夢中になっている人が、未だ財産が集まらないうちに、死神がかれを征服する。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント
14偈は15偈で完結します。16偈は15偈で述べられた「未だ望みを果たさないうちに」の一つの具体的な例でしょう。

では、「花を摘(つ)むのに夢中になっている人」とは何を意味しているのでしょう。花とは人々の興味の対象です。いろいろな人がいますから、その興味の対象もいろいろです。生きるために食べ物や、それを得るためのお金を得ることに興味のある人は多いでしょう。

しかし、彼らの望みは果てしないので、彼らの望みが果たされないうちに、寿命が尽きて死んでしまうのです。

「眠っている村を、洪水が押し流して行くように」とは、寿命が尽きる前に、災害や事故で死んでしまう人々もいます。彼らも望みを果たさないうちに死んでしまうのです。「死神がかれを征服する。」とは、そのことを言っているのです。

ここで、ブッダは何を言いたいのでしょうか? 人の命ははかないものであると知って、人として生まれたならば、何をすべきか考えなさいということです。


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