感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第21章 如来 6偈

6 われはベナレスに行くであろう。われは不死の太鼓を打つであろう。世間においてまだ回転されたことのない、法輪を、われは回転するであろう。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

ベナレスはヴァーラーナシーのこと、ガンジス川沿いにあるインドの聖地、近郊に釈尊が最初に説法をしたといわれるサールナート(鹿野苑)があります。

不死とは死なない、滅びることのないという意味です。ここで太鼓とは説法のことです。すなわち、不滅の真理を説く説法ということになります。

「法輪」とは、これも説法を意味しています。ですから、説法をすることを「法輪を回転する」と言います。

釈尊がサールナートで説いた経は、「(初)転法輪経」として有名です。仏教の中道、四諦八正道などが最初に説かれたのものであります。また世間においてまだ回転されたことのない法であることが繰り返し述べられています。


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