感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第21章 如来 18偈

18 山の頂(いただき)にある岩の上に立っている人があまねく四方に人々を見下すように、あらゆる方向に眼をもっているこの賢明なる人は、真理の高閣(たかどの)に登って、(自分は)憂いはなくして、生れと老いとに打ち克たれ、憂いに悩まされた人々を見た。

                      以上第21章 如来
    
(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

ダンマパダ28は、似たような偈であります。 

「賢者が精励修行によって怠惰を退けるときには、智慧の高閣(たかどの)に登り、自らは憂い無くして(他の)憂いある愚人どもを見下ろす。____山上にいる人が地上の人々を見下ろすように。」

この偈について、初めは良い印象を持っていませんでした。何か威張っている感じでした。しかし、今ではわかります。如来の正直な気持ちです。決して威張っているわけではありません。
昨日の17偈にあるように、「生きとし生ける者どもを観じて、世のためを念(おも)うている」のです。



この記事へのコメント