感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第21章 如来 3偈

3 われは世間において敬われるべき者(真人)である。われは世間において無上の者である。神々と人間との世界において、われは悪魔に打ち勝った勝利者である。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

われとは阿羅漢です。阿羅漢はパーリ語のアラハンの音写で、敬われるべき者という意味です。訳者の中村先生は阿羅漢を真人と訳しますから、カッコで真人としてあるのです。

阿羅漢は敬われるべき者ではありますが、世間では阿羅漢を阿羅漢であると知る人は少なく、それを知る人しか、阿羅漢を敬いません。

阿羅漢は世間において無上の者ではありますが、世間のほとんど人々はそれを知りません。

神々の世界も人間の世界も輪廻の世界の中にあるのです。悪魔は欲望という武器を使って輪廻の世界を支配しているのです。阿羅漢は解脱して、輪廻の世界を脱出したのですから、悪魔に打ち勝った勝利者なのです。