感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第22章 学問 16偈

16 内をも明らかに知り、外をもはっきり見て、よりどころにとらわれないで明らかに知る人は、実に、音声に誘われることがない。

(テーラガーター472 内をも明らかに知り、外をもはっきり見て、覆われることなしに見た人、___かれは音声に誘われることがない。) 

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント
人間は、自分の内面を観ることは不得意です。他人をあれこれ評価しますが、なぜそのように評価するのかについて気づいていない場合が多いのです。他人を評価する時は、自分に評価基準があるのです。特に、自分の無意識の評価基準には注意が必要です。それに自分が支配されているからです。

そのことに気づかせてくれるのが、善友の法の句なのです。

功徳を積んだ修行者は、善友の法の句を聞いて、自分の内を明らかに知り、そのことにより、とらわれない心で、外をはっきりと見ることができるのです。そのような人は、音声に誘われることがなく、貪欲や情欲に支配されることがないのです。





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