感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第22章 学問 12偈

12 色(いろ)かたちによって、わたしを測り、また音声によって、わたしを尋ねもとめた人々は、貪欲や情欲に支配されているのであって、(実は)わたくしのことを知らない。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

この偈は、岩波文庫の注によりますと、「テーラガーター」の469と同じものであるということです。また、「テーラガーター」では、この偈はラクンタカ・バッディヤ長老の作となっています。この長老は、極めて背の低い方でありましたが、美し声で他の人々に説法をすると言われています。

このことを知れば、この偈の意味がわかりやすくなります。

「色(いろ)かたちによって、わたしを測り、」は背が低いということで、説法の内容を判断するということです。

「音声によって、わたしを尋ねもとめた人々」は、説法の声が美しいから、説法を聞きにくる人々ということになります。

そのような人々は、この長老の説法の内容を理解していないということです。




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