感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第24章 広く説く 10偈

10 没落することのない境地を見ないで百年生きるよりも、没落することのない境地を見て一日生きることのほうがすぐれている。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

スッタニパータの第1章6は「破滅」という経であります。「破滅」は「没落」とも訳せる言葉ですので、参考のために、その始めの2偈を引用します。以前この経について解説しましたので、興味のある方はお読みください。
https://76263383.at.webry.info/201604/article_17.html

91.
「われらは、<破滅する人>のことをゴータマ(ブッダ)におたずねします。
破滅への門は何ですか? 
師にそれを聞こうとして
われわれはここに来たのですが、──。」

92.
(師は答えた)、「栄える人を識別することは易く、
破滅を識別することも易い。
理法を愛する人は栄え、
理法を嫌う人は敗れる。」

この経では、以下11項目の具体的な事柄で破滅(没落)についてのべています。

すなわち、「没落することのない境地」とは、理法を愛することをやめない境地です。

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