感興のことば(ウダーナヴァルガ) 第24章 広く説く 13偈

13 見難い境地を見ないで百年生きるよりも、見難い境地を見て一日生きることのほうがすぐれている。

(中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。)


*法津如来のコメント

「見難い境地」とは何か?

これを理解するために、ダンマパダの36偈を引用します。

「心は極めて見難く、極めて微妙であり、欲するがままにおもむく。英知ある人は守れかし。
心を守ったならば、安楽をもたらす。」

そうです。心が極めて見難いのです。ですから、その心を守ること、すなわち心を制することも極めて難しいのです。

また、心を守ることができると「法の句」を聞くことができます。
「法の句」を聞いて、知る境地が見難い境地なのです。それは最上の安楽なのです。
ですから、「見難い境地を見ないで百年生きるよりも、見難い境地を見て一日生きることのほうがすぐれている。」